半田市議会 > 2017-06-29 >
06月29日-03号

  • "参議院"(/)
ツイート シェア
  1. 半田市議会 2017-06-29
    06月29日-03号


    取得元: 半田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-15
    平成29年  6月 定例会(第3回)          平成29年6月29日 午前9時30分開議1.議事日程(第3号)                     |付託委員会 日程第1 市政に関する一般質問                | 日程第2 議案第44号 平成29年度半田市一般会計補正予算第2号 |各常任委員会 日程第3 議案第45号 平成29年度半田市介護保険事業特別会計補正文教厚生            予算第1号               | 日程第4 議案第46号 半田市職員退職手当支給条例の一部改正につ|総務            いて                  | 日程第5 議案第47号 半田市市税条例等の一部改正について   |総務 日程第6 議案第48号 半田市放課後児童クラブ施設設置条例の一部|文教厚生            改正について              | 日程第7 議案第49号 半田市消防団員等公務災害補償条例の一部改|総務            正について               | 日程第8 議案第50号 半田福祉ふれあいプール天井等改修工事請負文教厚生            契約の締結について           | 日程第9 議案第51号 雁宿公園再整備工事(その1)請負契約の締|建設産業            結について               | 日程第10 議案第52号 和解及び損害賠償の額の決定について   |文教厚生 日程第11 議案第53号 公有水面埋立てについて         |建設産業 日程第12 議案第54号 半田市農業委員会の委員の任命に当たって認|建設産業            定農業者等が委員の過半数を占めることを要|            しないことについて           | 日程第13 請願第1号 「半田病院建設予定地を高台へ見直しを求|総務            める請願                | 日程第14 議員提出議案第1号 半田市議会議員の政治倫理に関する|                条例の一部改正について     |2.平成29年度半田市一般会計補正予算第2号各常任委員会分割付託表 〔総務委員会〕   主文   第1表 歳入歳出予算補正中    歳入中  総務委員会が所管する事項    歳出中  第2款 総務費          (内 第1項 総務管理費中              第5目 財産管理費の内一部は除く) 〔文教厚生委員会〕   第1表 歳入歳出予算補正中    歳入中  文教厚生委員会が所管する事項    歳出中  第2款 総務費中          第1項 総務管理費中           第5目 財産管理費の内一部         第3款 民生費         第9款 教育費 〔建設産業委員会〕   第1表 歳入歳出予算補正中    歳入中  建設産業委員会が所管する事項    歳出中  第2款 総務費中          第1項 総務管理費中           第5目 財産管理費の内一部         第7款 土木費   第2表 債務負担行為補正3.出席議員は次のとおりである(22名)   1番  山本佳代子            2番  山内 悟   3番  竹内功治             4番  小栗佳仁   5番  小出義一             6番  加藤美幸   7番  成田吉毅             8番  岩田玲子   9番  鈴木幸彦            10番  沢田 清  11番  山田清一            12番  鈴木好美  13番  山本半治            14番  中川健一  15番  久世孝宏            16番  澤田 勝  17番  中村宗雄            18番  渡辺昭司  19番  石川英之            20番  嶋崎昌弘  21番  榊原伸行            22番  新美保博4.欠席議員は次のとおりである(なし)5.地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(30名)  市長         榊原純夫   副市長        藤本哲史  企画部長       堀嵜敬雄   総務部長       滝本 均  市民経済部長     笠井厚伸   福祉部長       新村 隆  健康子ども部長    折戸富和   建設部長       榊原康仁  水道部長       笠原健次   病院事務局長     竹内甲司  防災監        斉藤清勝   人事課長       水野一男  企画課長       山田 宰   市民協働課長     加藤明弘  財政課長       山本卓美   税務課長       杉江慎二  経済課長       出口久浩   観光課長       大山仁志  高齢介護課長     倉本裕士   子育て支援課長    伊藤奈美  幼児保育課長     高浪浅夫   保健センター事務長  岩橋平武  スポーツ課長     竹内宏行   土木課長       村瀬浩之  都市計画課長     柘植信彦   病院管理課長     大嶽浩幸  スポーツ課主幹    長坂壮浩   教育長        加来正晴  教育部長       小坂和正   学校教育課長     沼田昌明6.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(6名)  議会事務局長     小野田靖   議事課長       関 正樹  同副主幹       鳥居高宏   同主事        堤 友香  同主事        宗森正樹   同書記        榊原有佳子---------------------------------------     午前9時30分 開議 ○議長(久世孝宏議員) 皆様、おはようございます。 ただいま出席議員22名です。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお手元にお配りしたとおりですので、よろしくお願いします。--------------------------------------- △日程第1 市政に関する一般質問 ○議長(久世孝宏議員) 日程第1、市政に関する一般質問を継続して行います。 沢田清議員の発言を許します。     〔10番 沢田 清議員 質問席へ移動〕(拍手) ◆10番(沢田清議員) 皆さん、おはようございます。 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い質問させていただきます。 主題、榊原純夫市長3期目の市政運営について。 新半田病院建設場所についていろいろと騒がれた今回の半田市長選挙でしたが、最終的には投票率43.66%にとどまることとなりました。この結果につきましては、前回よりも7.69%伸びたことにより評価する方が、思ったほど上がらない投票率に評価しない方、それぞれに意見があると思います。私自身、知多半島の中核都市である半田市長選挙において5割に満たない投票率を見る限り、もっと市民の皆様に政治について興味を持っていただくよう、努力をしなければと感じております。 さて、43.66%にとどまった投票率でしたが、投票数においては次点との差が拮抗する結果となりました。が、私は、選挙に勝って負託をいただいたからには、これまで述べてきたことに自信を持ち、市民の皆様に理解を得ながら市政運営を進めていただきたいと願っております。 大物政治家と言われる田中角栄の持ち味は、気迫を持っての決断と実行にあったと言われています。政治はプラスマイナスの差し引きで評価される、信念なくリスクを恐れて何もしない者は政治家にあらずだ、仕事をすれば批判、反対があって当然、何もしなければ叱る声も出ない、私の人気が悪くなったら、ああ、田中は仕事をしているんだと、まあ、こう思っていただきたいと述べたそうです。仕事をすれば批判があって当然、やらなければ叱る声も出ない、私もそう思っております。 要旨1、このたびの選挙を踏まえた半田病院の建設につきまして、以下、質問いたします。 今回の選挙は、結果的に半田病院移転候補地が争点となる選挙戦になってしまったと思っております。半田市全体を見ますと、余り関心が持たれていないように思えた新病院の建設については、ようやく市民の関心が高くなってきたと感じております。早い時期に説明し、一定の理解を得る必要が改めて出てきたのではないでしょうか。6月21日付の中日新聞知多版の見出しに、半田市予算計上延期、開業おくれる見通しにとありました。これまでは老朽化が進む半田病院早期建設を訴えてきたと思いますが、新病院の建設について、今後はどのように進めていくのかお答えください。 次に、半田病院の移転場所については、市民にしっかり説明し理解を得る必要があると考えます。そこで、多くの市民に理解を得るために、今後はどのように進めていくのかお答えください。 次に、私は、半田病院の頻繁に起こる配管からの漏水などの現状を考えると、一刻も早く新病院の建設を進めていただきたいと願っております。半田病院あり方検討委員会の答申を受けた後に、半田赤レンガ東土地の検討もされました。非常に建設がおくれてしまったと考えますが、改めて、建設がおくれることのリスクは何があるのかお答えください。 次に、現在候補地となっている市職員駐車場は、大地震に対して津波による浸水の危険性が高いから、建設場所としてふさわしくないという声をお聞きする中、私は、平成26年度に愛知県が公表した被害想定によるハザードマップの拡大したものを見ました。映像をお願いします。 着色されているところが想定浸水域となっています。このハザードマップは、南海トラフで発生するおそれのある地震、津波のうち、あらゆる可能性を考慮した最大クラスの地震、津波を想定したもので、1,000年に1度、あるいはそれよりもっと発生頻度が低いモデルによるものですが、予定候補地は全く浸水がないと想定されております。 次の図は、浸水実績関連として半田市が作成して公表している、過去の豪雨における市役所周辺を拡大した浸水実績図であります。 青く着色された部分が、平成2年、3年、そして平成6年の豪雨により浸水した地域をあらわしています。また、赤く着色した部分が、平成12年の東海豪雨による浸水区域をあらわしています。 平成8年には瑞穂排水ポンプ場が稼働しており、市役所から瑞穂町一帯にかけて大きく浸水はしておりません。水による被害が心配される現職員駐車場ハザードマップから見る、津波による被害想定はどうなのかお答えください。映像、ありがとうございます。 次に、現在の半田病院は、施設の老朽化が進むばかりでなく、動線が悪く非常に手狭であると伺っております。建設候補地となっている場所の一角にはアイプラザ半田の敷地があり、真四角での建設はできません。少しでも広い場所に建設し、利便性の向上や将来的な施設拡張への対応を望むという考えから、アイプラザ半田の土地も含めて新病院の建設をするという考えはないかお答えください。 最後の質問になりますが、当初は平成33年の開業とされていた新半田病院でしたが、現在では一体いつから建設が始まるのかさえわからなくなりました。建設に向けての最終判断はいつになるのかお答えをいただき、質問席からの質問を終わります。     (拍手・自席へ移動)     〔病院事務局長 竹内甲司君 答弁席へ移動〕 ◎病院事務局長竹内甲司君) 沢田清議員の御質問の主題1、榊原純夫市長3期目の市政運営についての要旨1、このたびの選挙結果を踏まえた新半田病院の建設についてお答えいたします。 まず、御質問の1点目、選挙結果を踏まえて病院建設をどのように進めるのかと、2点目、市民の理解を得るためにどのように進めるのかにつきましては、関連がございますのであわせてお答えをさせていただきます。 今回の市長選挙では、半田病院の移転問題も大きな争点の1つでありましたが、個々の公約や政策に対して、市民の皆様が総合的に判断された結果、榊原市政の継続を支持される方が最も多く、最多得票を得たものであると考えております。 ただし、病院の高台移転を訴えた新人2候補の得票数を見ると、市職員駐車場での建設に懸念を持っている市民の皆様が多くおり、しっかりと説明し、理解を得ることが必要であると感じております。そこで、市職員駐車場への新病院建設に対して市民の皆様の理解を得るために、8月22日から26日まで市内5カ所で開催する市政懇談会の場で、市長に加えて病院長が市民の皆様に、半田病院の置かれた状況や、新病院建設構想市職員駐車場に建設する必然性を直接説明し、十分に理解を得た上で、安心・安全な新病院建設を進めてまいりたいと考えております。 一方、新病院建設関連予算の計上につきましては、市政懇談会開催直後に開かれる9月議会ではなく、より丁寧に進めていくため、本年12月議会への提出を予定しております。 次に、3点目、病院建設がおくれることのリスクについてお答えいたします。 現病院では、建物の構造的な老朽化のほかにも、雨漏りや配管からの漏水等も頻繁に発生しているのが実情であります。これ以上、新病院への移転がおくれますと、病院の被災リスクが高まるだけではなく、修繕や設備の更新費用も多く発生する見込みとなっています。また、近隣に相次いで公立病院が建てかえられ、患者さんのみならず、優秀な医師や看護師などの人材がそちらに流れてしまい、安全で質の高い医療を提供することができなくなるという心配もあり、本市や市民の皆様にとっても非常に大きな損失となると考えております。     (自席へ移動)     〔防災監 斉藤清勝君 答弁席へ移動〕 ◎防災監(斉藤清勝君) 御質問の4点目、ハザードマップから見る、現職員駐車場の津波による被害想定についてお答えします。 半田市ハザードマップは、愛知県が調査し公表した、東海地震、東南海地震南海地震等による被害想定から、半田市にかかわる部分を取りまとめたものです。愛知県による被害想定は、700キロメートルにも及ぶ南海トラフの震源域に11通りのパターンで、マグニチュード9の巨大地震を想定しています。半田市では、この地域に最も影響の大きい、紀伊半島沖を震源とする、理論上最大の被害想定を採用しています。このうち津波による被害想定は、半田市沿岸へ到達した津波が、詳細なシミュレーションにより、半田港や阿久比川を遡上し、どの地点から浸水が始まるのかを明らかにしています。 皆様に公表しているハザードマップは、土地を10メートル四方に区切り、それぞれの地盤の高さに応じて浸水深さを求めており、深さの間隔ごとに着色されています。ハザードマップでお示ししているとおり、理論上最大の地震による津波が発生しても、現職員駐車場はもとより、隣接するアイプラザ半田さくら小学校、さらには、道を挟んだ現半田病院県営半田住宅にも浸水することはありません。 現在、半田入り江の左岸側において海岸施設の耐震化が進捗しており、間もなく半田水門改修工事も行われます。これらが完成すれば、市役所周辺のみならず瑞穂町一帯にも想定されている津波によるリスクは、大きく低減されると考えております。     (自席へ移動)     〔病院事務局長 竹内甲司君 答弁席へ移動〕 ◎病院事務局長竹内甲司君) 続いて、5点目、アイプラザ半田の土地も含めて新病院を建設する考えはないかについてお答えいたします。 現在の半田病院の敷地は約3万1,000平方メートルの四角形に近い形状であるのに対し、建設予定地である市職員駐車場と蔵のまち東駐車場を合わせますと約2万2,000平方メートルのL字型の敷地となります。これに、議員の御提案のようにアイプラザ半田の敷地約1万平方メートルを加えますと、約3万2,000平方メートルの四角形の敷地となり、現在の敷地とほぼ同じ面積となります。 現在、アイプラザ半田は、半田市観光協会が指定管理者となり、観光情報発信拠点であるとともに、貸し施設として市民の方に活用されている施設であること、そして、土地は愛知県が所有するものであることなどの制約はございますが、面積的にも敷地の形状といたしましても、建物の配置や通路などの設計の自由度が増し、新病院を建設する上で非常に魅力的な土地であると考えております。半田病院といたしましても、アイプラザ半田の土地を取り込んだ形での新病院建設計画の可能性について、庁内関係部署並びに愛知県と協議をしてまいりたいと考えております。 最後に、6点目、最終判断がいつになるのかについてお答えをいたします。 先ほども申し上げましたように、8月に開催いたします市政懇談会におきまして、新病院建設事業について改めて説明をさせていただきます。その内容等を踏まえた上で、新病院建設補正予算案は12月議会に提出したいと考えております。一刻も早い建設を訴え続けてまいりました新病院への移転時期について、現時点で考えられる最も早い平成34年度中の新病院開院を目指すためには、12月議会の議案提出までには市としての意思を決定し、議会の判断を仰ぐ必要があると考えております。 以上で、沢田清議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。     (自席へ移動) ◆10番(沢田清議員) ありがとうございます。 最終判断について12月に出すというお答えをいただいたものですから、何か、うっと、こうなりましたけれども、確認を含めて再質問させていただきます。 まず最初に、この8月22日から26日まで市内5カ所で開催する市政懇談会の場、これは、選挙戦を終えて、これは市民に改めて説明しなければならないと思って計画されたことでしょうか。 ◎病院事務局長竹内甲司君) やはり病院建設についてしっかりと市民の皆様に御説明をし、御理解をいただく必要があると考えて、この市政懇談会の議題に取り上げさせていただいたということでございます。 ◆10番(沢田清議員) それで、病院建設がおくれてきたことなんですけれども、病院の関係者の皆さんはこれを理解しているでしょうか。 ◎病院事務局長竹内甲司君) 病院関係者としては、やはり一刻も早く建てたいというのが本音の気持ちではございますが、やはり市民の皆様の理解を得た上で建設していくべきだということで、そのことについては理解をしております。 ◆10番(沢田清議員) わかりました。 当初は9月でした。今、12月だと言われておりますので、余りくどくは言いませんけれども、その12月までにすると、8月の市政懇談会で市民の皆さんに説明がちゃんとできるんだということではないと思うんですね。私、もっと市民に理解を得る必要があるということで、どのように進めていくのかという質問をいたしました。この市政懇談会や、市報にも載るんでしょう、それ以外に何か、市民の皆さんに広報する、僕は市政懇談会に来られない人のほうが多いんじゃないのかなということを思っておるのでこういう質問をしますけれども、そのほかに何か考えておることがあるでしょうか。 ◎病院事務局長竹内甲司君) 全く一般市民の方対象というわけではございませんが、今、半田病院の院長が、半田市の医師会、歯科医師会、それから薬剤師会などの会議の場に出向いていきまして、半田病院の置かれた現場、半田病院をなぜ早く建てる必要があるのか、早く建てないとどういうことになってしまうのかということを説明させていただいて回っております。さらに、半田病院、そういった院長が説明をしておる内容について、半田病院のホームページにも掲載をさせていただきましたし、半田病院だよりというものを発行しておりますが、その号外のほうも準備を進めております。 以上です。 ◆10番(沢田清議員) なるほど、病院のほうは非常に動いているのかなというふうなことが確認がとれました。これは、だけど、半田市役所としても動かなければならない問題じゃないですかとお伺いをしたい。そこで、私はこういうときこそ、半田の特徴を生かして、NPOの皆さんや、あるいは市民団体の皆さんの力を得るとか、やっぱりこれが市民協働じゃないのかなと、こういうときこそ、市長のいつも言われております「みんなでいっしょに大作戦」、これ、力を発揮するときじゃないですかと思いますけれども、協働課、これ、どう考えます。 ◎市民協働課長加藤明弘君) 半田市には多くの市民団体が活動しており、その活動の拠点である市民交流センターでは、市民活動団体の皆さんとのネットワークが確立しております。多くの市民の皆様に、適切に情報を提供する仕組みとして、このネットワークを活用することも有効な方法だと考えております。 ◆10番(沢田清議員) ネットワークを使って説明していくよという答えでよろしかったですか。 ◎市民協働課長加藤明弘君) ネットワークのほうを活用して、多くの人に、若者から高齢者までいろんな団体に情報を提供してきたいと考えております。 ◆10番(沢田清議員) そのようにお願いをいたします。やっぱり、できる手だてを全て打つというか、あらゆる手を尽くして市民の皆さんに理解していただく努力をしているんだという気持ちがわかれば、今よりももっと納得していただける方がふえるのではないかなというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。 3つ目の質問の、開院がおくれることによる問題、リスクで、修繕や設備の更新費用も多く発生する見込みとなっていると、このまま病院を使い続けてしまうとどれぐらいの修繕費、予算総額というか、そういうのをわかっておったら教えてください。 ◎病院管理課長大嶽浩幸君) 当初、平成33年の10月ということを開院のめどとしておりましたが、これが若干おくれるということになりますと、正確な数字自体は、今、積算中ではございますが、数億円単位というふうに考えております。 以上です。
    ◆10番(沢田清議員) 間近な改修工事が数億円なのかもしれないですけど、私が調べたところはやはり相当な老朽化が進んでおって、この老朽化を回避するために相当力を加えなければならないというところで、もう大規模改修をしなければならないんだと、だから早くつくらなければならないんだとお聞きをしておりますけれども、その金額が大体幾らかというふうにお聞きをしているんですけれども、それはちょっとでませんか。 ◎病院事務局長竹内甲司君) 一定の時期に大規模なリニューアルをしなければならないということになると、140億円程度というふうに考えております。 ◆10番(沢田清議員) やはり相当なお金がかかると。新病院の予定総額は240億円でしたよね。考えてみると、例えになるかならないかわからないですけれども、リフォームするで中古住宅に140億円かけるか、新品のうちを240億円で買うかというようなことだというふうに、私はわかりやすく、そういう話をするとわかっていただけるのかなというふうに思いました。確認がとれてよかったです。 ちょっとわからないですけれども、おくれると近隣に相次いで公立病院が建てかえられてしまって、優秀な医師や看護師さん、そちらへ持っていかれちゃうというか、そういうことでしょうか。 ◎病院事務局長竹内甲司君) 医師や看護師、なるべくそれらの方々には、できることなら、近代的な設備を持ったいい機械のある設備、施設、そういったところで働きたいというお気持ちを持っていると思います。となると、新しいところへどんどん流れて行ってしまい、古いところには余りよい人材が集まってこないというふうに考えております。 ◆10番(沢田清議員) いい医療、いい仕事、また、よい人材を持ってくる、あるいは、市民の皆様が本当に満足いける医療をしようと思うと、いい先生がもちろん、いい機械ももちろんということは私も賛成ですし、本当に日本にここしかないというような機械を半田病院に入れてほしいという気持ちがあるので、こういうことを聞きました。 それでは、次に、質問4の職員駐車場被害想定ですけれども、皆さん懸念されているというか心配されている、ちょっと補足映像をお願いできますか。 これは津波ですけれども、想定される500・1、1,000・1の地震によるものの被害想定。心配ないですねというか、真ん中の白い部分が予定候補地なんですけれども、防災監、これ、本当に心配ないですね。 ◎防災監(斉藤清勝君) 先ほど御答弁させていただいたとおり、最大規模の地震による津波が発生した場合の津波による被害想定でございますので、現計画は最新の知見に基づいたものであると考えておりますので、御説明いただいたとおり、御答弁申し上げましたとおり、建設予定地への津波の浸水は想定されておりません。 ◆10番(沢田清議員) もう一つ身近な問題はこれですね。雨、集中豪雨というのか、このことが本当によかったというか、こんなに本当は水が入っていなかったんだと私も改めて確認をしたところでございます。これは半田市がつくったものだということで、これ、間違いなかったですね、この豪雨による心配は。 ◎防災監(斉藤清勝君) ごらんいただいている浸水の実績図は、平成12年の東海豪雨の後に地域の方々の聞き取りを、あと、職員のほうの現地調査も参考に作成をされたものでございまして、青く着色されている部分が、平成2年、3年、6年の集中豪雨時の浸水エリア、そして、赤く表示しておりますのが、御質問にもいただきましたとおり、平成12年の東海豪雨時の浸水実績でございます。平成8年には、瑞穂の排水ポンプ場、既に稼働しておりましたものですから、平成12年の東海豪雨においても市役所周辺に大きな浸水はなかったと、その実績図でございます。 ◆10番(沢田清議員) ありがとうございました。よかったと思ったというか、赤い部分、平成12年の東海豪雨のときも道は通れたんだということですよね。青い部分がなくなって、市役所の前の道は通れたんだなということが確認できたものですから、ありがとうございました。映像、ありがとうございます。 間もなく半田水門改修工事が行われるとお答えでしたけど、これ、いつから始まっていつごろの完成ですか。 ◎建設部長(榊原康仁君) 半田入り江の左岸は半田水門まで既に完成しております。半田水門については、今、設計をしておりまして、工事は30年から31、32年までの予定です。 ◆10番(沢田清議員) では間に合うというようなことですね。わかりました。ありがとうございます。 続いて、質問5のアイプラザ半田の部分も含めての建設、かなり前向きな御答弁をいただきました。愛知県との契約のことについてちょっとお聞きをしたいんですけれども、今お借りをしている制約があると言っておりますけれども、その制約について、例えば、アイプラザ半田のもの、建物をさわると契約は何か変わってしまいますよというような話でしょうか。 ◎市民経済部長(笠井厚伸君) アイプラザの関係につきましては私どものほうで管理をしておりますので私からお答えをさせていただきますが、アイプラザの土地につきましては平成23年の4月から、愛知県との無償の貸付契約に基づきまして無償で借り受けをいたしております。なお、その契約の中で、アイプラザ半田、これ旧愛知県の半田勤労福祉会館でございますけれども、その利用者のニーズを継承したサービス提供を行う公の施設として使用することということがうたわれておりまして、これが条件となっております。 ◆10番(沢田清議員) それですと、公の施設として利用ができなくなってしまうとどうなるのか、まずどうなるのか。 ◎市民経済部長(笠井厚伸君) これにつきましては契約の中で、使用目的が変更する場合、あるいは消滅する場合には事前に愛知県と協議をすることと決まっておりまして、仮に協議をしてみないとその結果はわかりませんけれども、アイプラザを取り壊ししますとその使用条件が消滅してしまいますので、場合によっては無償で借り受けをすることができなくなる可能もあるということでございます。 ◆10番(沢田清議員) 取り壊しは半田がするのか愛知県がするのかということはわかりませんけれども、手狭なんだからあの場所が必要だというところで進めていくと、取り壊しをするとしたときに、では、条件がなくなってしまったということは、要するに買わなければいけないんだというところでしょうけど、買うとなると、あの土地、どれぐらいか、試算、出ていますでしょうか。 ◎病院管理課長大嶽浩幸君) アイプラザ半田土地に接します路線価をもとに試算をいたしましたところ、1平米当たり約6万円となりますので、敷地面積が約1万平方メートルでありますので、掛けて約6億円を見込んでおります。 以上です。 ◆10番(沢田清議員) 約6億円、前向きに考えていただきたいと思います。240億円に6億円が余分にかかるかもしれない。だけれども、アイプラザがなくなってしまっては困りますので、またそのアイプラザにかわるホールみたいなものは建てなければならないと思うんですけれども、そういったことも頭にはあるのかないのか。 ◎病院事務局長竹内甲司君) 土地の取得も含めて、そういったことについては先々協議をしていきたいというふうに考えております。 ◆10番(沢田清議員) されど6億円はすごい大きなお金ですから、これはやっぱり、後ほど市長にお伺いしますけれども、県との絡みが非常に強い半田市だと僕は思っておりますので、その辺のところをいろいろお話しいただきたいと思って、最後に、次に移っていきますけれども、いろいろ手を尽くして、私は9月にもう一度出していただいたほうがと思いましたけど、もう答えはいただいておりますのでしつこくは言いませんが、では、確認だけさせていただきます。 12月の提出は間違いないでしょうか。 ◎市長(榊原純夫君) 12月にぜひ議案上程をさせていただきたいというふうに思っています。 ◆10番(沢田清議員) いろいろ聞きたいなと思いましたけど、はっきり言われましたのでもうしつこくは言いませんね。市民に理解を得るために、今後12月までに相当な努力をして、場所をしっかり聞いておりませんでしたけれども、職員駐車場で12月に出すという提案をしてくるということでよかったですか。 ◎市長(榊原純夫君) 実は当選直後、愛知県の大村知事から少し話があるのでということで、選挙の後、10日ぐらい後だったと思いますが、東京出張の帰りに知事の公館に足を運ばせていただきました。 知事の見解は、要するに選挙の前にどんと職員駐車場でやるぞということを大きく打ち出しして、選挙に勝ったんだから、さあ、やるぞ、どうだというようなやり方は、やはり少し傲岸不遜にとられる部分もあるので、しっかりと市民の皆さんに理解を得るためには、若干ではあるかもしれないが、少し市民の皆さんにしっかり説明をする必要があるのではないかというふうに言われました。 例えば、8月の後半に市民説明会をしながら、その裏側で9月補正に向けた予算を組むということは、平清盛がよろいの上に墨染めの衣をまとっていたと同じようなことで、少しそういったことも、対市民の皆さんの感情に対する配慮も必要だということを言われましたし、また、防災監を通じて、名古屋大学の防災研究センターの福和先生にも同じことを相談させていただきましたら、やっぱりそういう大丈夫だということもしっかり説明する必要があるので、やっぱり福和先生も、少し間をあけたほうがいい、少し説明をすることをしたほうがいいというふうに言われましたので、そういったことを総合的に勘案させていただいて、8月にしっかり説明をさせていただいて理解を得た後、12月議会に補正として計上させていただきたいと思っております。 以上です。 ◆10番(沢田清議員) 1つだけ確認しておきます、大村知事の話が出ましたので。大村知事からお話を聞いたのは、ちょっと早過ぎる、もうちょっと市民に説明をしてからあそこの場所でやるようにという話でしたか。 ◎市長(榊原純夫君) 要は場所のことということではなくて、市民の皆さんに、逆に言うと選挙の結果を見ますと反対されている方の数も多いので、しっかり説明することの必要性を私に説かれたと、そういうことでございます。なお、そのときにも、愛知県の病院長会議というのがあったそうで、名古屋大学病院の石黒先生を初め多くの施設の代表される方などに、今、半田は新しい病院の建設に向けて動いているので、愛知県として、要するに名古屋大学病院としてもしっかり協力をしてくれるようにということも言っていただいたということを、私は大村知事から直接承っております。 以上です。 ◆10番(沢田清議員) いずれにしても早く建てなければならないことは間違いないと思いますので、しっかりと説明をしながら12月に出してくるというところで確認をさせていただきましたので終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(久世孝宏議員) 沢田清議員の質問を終わります。 しばらく休憩します。---------------------------------------     午前10時10分 休憩     午前10時24分 再開--------------------------------------- ○議長(久世孝宏議員) 会議を再開します。 中村宗雄議員の発言を許します。     〔17番 中村宗雄議員 質問席へ移動〕(拍手) ◆17番(中村宗雄議員) 議長のお許しをいただきましたので、主題、今後の市政運営についてを質問させていただきます。 私は、今回の一般質問でお聞きしたいことは、市長の市民ファーストという考え方と、それに基づいて半田市の市政運営が今後どのようになっていくかということです。 そもそも市民ファーストという言葉は、きっと榊原純夫市長がつくられた言葉ではなく、小池東京都知事の都民ファーストから引用されたものだと思います。その小池都知事の都民ファーストも多分オリジナルではなく、アメリカのトランプ大統領のアメリカンファーストから引用されたのかもしれません。 言うまでもありませんが、アメリカンファーストという考え方は、アメリカの利益を最優先し、国際社会のことなど知ったこっちゃないという、アメリカオンリーの考え方のことです。 そして、小池都知事の唱える都民ファーストというのは、国や東京周辺のことなどお構いなしに都民の利益だけを追求するという都民オンリーという考え方ではなく、例えるならレディーファーストのように、男性よりも女性を尊重し、優遇し、優先するといった、都民を大切にして、そして第一に考える、そういうことだそうです。 私は、一番大切なのは考え方だと思います。なぜならば、考え方があってやり方が決まるからです。私は、今回の市長選挙を経て、新病院建設計画にどのように影響を与え、変更がなされるのか、そして、市長選挙で掲げられた選挙公約の市民ニーズ、その事業内容、そして、必要な予算、そして財源はどうするのかなどの質問を通して、榊原純夫市長が提唱する市民ファーストが一体どんな考え方なのかを明確にしていきたいと思います。 それでは、要旨1、今回の選挙結果を踏まえた市政運営について、質問1、今回の市長選挙は、半田病院を現在の市職員駐車場に建設するという案を掲げる現職市長と、病院は高台に建設すべきという2人の新人候補との戦いとなりました。そうした半田病院の移転問題が今回の選挙の争点の中で、病院の高台移転を含む合計得票数が職員駐車場への建設を上回る結果となりました。榊原純夫市長は、この選挙結果、いわゆる市民の声をどのように受けとめているのかお尋ねいたします。 質問2、市長選投票日の翌日の中日新聞知多版には、榊原純夫市長の再選を報道する記事が掲載されました。しかし、僅差の勝利に、新病院が沿岸部に建つことに不安を持つ市民は少なくなく、万全の対策と一層丁寧な説明が必要と解説をされていました。職員駐車場への半田病院の建設を進めるに当たり、新病院建設計画に新たに追加される万全の対策や、一層丁寧な市民への説明について、それを行うかどうかお尋ねいたします。 質問3、私の考えでは、半田病院の移転問題の本質は、新病院を駐車場に建設したら安全かもしれないが安心はできないよねという、安全と安心の価値観の問題だと思っております。 安全と安心、東京の豊洲と築地の問題で例えるなら、豊洲は法で定めた基準上では安全だが、無害化できていないので安心できない、また、自動車で例えるならば、軽自動車とレクサスやベンツなどの比較としますと、軽自動車もエアバッグは備えています、そして、法で定めた安全基準もクリアした安全な乗り物ですが、いざ衝突事故などを想定すると安心ではありません。 私たち一人一人の生活の中でも、食品でいうなら中国産でなく国産のや無農薬の食べ物を求めてみたり、住宅でいうなら耐震改修工事を行ってみたり、生命保険に加入してみたり、さまざまなコストをかけて安心を得る生活をしていると思います。要するに、安心というのはコストがかかるということです。 今回の病院建設計画に当たり、お金と時間を優先したゆえの職員駐車場への移転を目指していることは十分承知しておりますが、そうした中で、榊原純夫市長の安全と安心についてのお考えがあればお答えいただきたいと思います。 要旨2、今回の選挙で掲げた選挙公約の詳細とその実現について、質問1、私の考える選挙公約とは、選挙に勝ち抜くためのツールではなくて、市長というポジションを勝ち取り、そして、最も自分が実現したいことの市民との約束のリストだと考えております。今回の選挙結果では、証紙の張られた選挙活動用ビラ、いわゆる法定ビラの中で、市長は大きく6つの選挙公約を掲げられました。じゃ、映像をお願いいたします。 これが選挙公約、法定ビラですね。ここにはもちろん証紙が張ってありますし、ここに大きく6つの公約が書いてあります。そして、裏面は、これも大きく6つの公約と、それを細分化した合計12の事業がうたってあります。 そこで、半田病院の建てかえですとかコミュニティーバスの運行など、既に動き出している事業、これは除いて、やろうと思えばできた事業を8年間の間になぜこの段階でやろうと思ったのか。例えば、この中で、すぐやる課の新設ですとか、街路灯を1,000本増設します、こんなことは、やろうと思えば現職の8年の間に十分できたはずです。しかし、なぜこういうことを今回の選挙のタイミングで考えられたのか、この6つの事業を選挙公約と打ち出した、その部分をお聞きしたいと思います。 続きまして、質問2、市民ファーストのまちづくりの中で、すぐやる課の新設と市民代表の特任課長の任命と、こう2つあるわけですが、これ、先日の山本佳代子議員への答弁を聞いて、私はすぐやる課というものとマイレポはんだの違いが全くわからなくなってきました。 そこで、ちょっとマイレポはんだをおさらいしたいと思いますが、これは半田市のホームページから引用しました。マイレポはんだ、地域の課題を共有して解決する仕組み、事例として、まちをT子さんが散歩をしていると何かを見つけました。穴があいています。ほかっておくと子供がけがをするかもしれません。本来なら手紙を書いたり役所に行ったり電話をするわけですが、それをスマホでちょいちょいと送るとそのまますぐリアルタイムに担当者のところに行って、穴があいていたものが解決しちゃいましたよと。これに要する時間が7月12日の金曜日の5時に投稿したものが、13、14、15の休みを経て、16日の1時過ぎには解決済み。要するに、最近、ワンデーレスポンスとよく言われますが、言ったことが翌日に出きているかどうかというところで、ワンデーレスポンス以上、20時間ぐらいで物事が解決しているというすごいクイックレスポンスで物事が片づいておりますというのがこのマイレポで、こういうことをやっていきましょうということで、今、これが実現されているそうなんですけれども、そういう観点の中でこれがどういうものなのか、特にお聞きしたいことは、すぐやる課がどの部に属して、課の人数が何人いらっしゃって、その課が持つ事業内容と、そして、それが立ち上げられる時期、そして、市民代表の特任課長というのが、また、市民からの公募でやるのか、どのように選任するのか、また、賃金と責任の問題や雇用形態、それから、それをいつから採用するのか、そしてそれに必要な予算はどのようにお考えなのかもお答えいただきたいと思います。 そして、質問3、次に新総合体育館構想の具体化とあります。これは、このテーマ、半田市議会特別委員会が5月の臨時会に提言させていただいたばかりのテーマだと思います。それを受けてのことだと思いますが、新総合体育館の構想の具体化ということで、この事業の、やろうと思ったわけですから、建設場所をどうするのか、時期は、そして規模など、もしくはそこら辺のところのわかるところがあれば予算も含めてお答えいただければと思います。 続きまして、若いパパとママの子育て支援、こちらの中でちょっとお聞きしたいことは、学童保育の補助と奨学金給付とあります。学童保育の補助につきましては、半田市がもともと、どうも学童保育が高いよということは周知の事実でありますので、なぜこれを補助しようかという理由はもうお答えいただかなくてもいいですので、もうその中身の仕組みだけお答えいただければと思います。 そして、次の給付型奨学金制度の導入、これはよくわからないものですから、この事業の必要性と詳細、また、実施時期、必要な予算枠についてお答えいただければと思います。 そして、これ、6つの大きな項目、若いパパママから衣浦大橋のかけかえまで、6つの大きな項目にいろいろ事業がぶら下がっておりまして、これ、全部数えると12の公約があります。この全ての公約を実現するために必要な概算予算は幾らとお考えかをお尋ねしたいと思います。 質問6、市役所は、市民の方から要望があったときに、そのときの断り文句、要するにやらない理由のときに、予算がないという言葉をよく使われます。要するに、何かを行おうとすればお金が要るということですよね。さまざまな市民ニーズや市民の方の生活課題を解消するには、限られたお金で何を行うかが一番行政の大切な部分だと私は思っております。 今回、榊原純夫市長が示された選挙公約に必要な財源というのは、一体どこから賄うのでしょうか。何か既存の事業を廃止して財源を確保するのか、また、それとは違ったウルトラCで何かあるのか、その財源の確保の考え方をお尋ねしたいと思います。 というのは、これは、半田市の公共施設総合管理計画、先ほどの3月に示されたばかりの半田市の長期財政計画です。今、平成29年ですので、450億ぐらいの地方債残高、いわゆる借金があるわけですが、来年にはそれがさらに減って約400弱になります。それが何と、平成40年にはさらに今の倍の874億になるぞということに、これは半田市が、自分たちで計画というのか、したものであります。そして、これが検証されておりまして、ここに書いてある内容というのは、これぐらいのことをしても財政の持続の可能性は高いと判断できていますということは、少しやっぱりやばいというのか、非常に危険な状態もあるかもしれないということを言っているのかなと、私はそういうふうに考えております。 先ほど市長が示された公約というのは、地方債残高の計画、長期の財政計画に織り込まれているのかいないのか、そして、織り込まれていないんでしたら、これに対してどのような影響を及ぼすのか、それについてお答えいただければと思います。 既に質問された方と重複する部分もありますので、その部分は端的にお答えいただければ結構です。 以上です。     (拍手・自席へ移動)     〔病院事務局長 竹内甲司君 答弁席へ移動〕 ◎病院事務局長竹内甲司君) 中村宗雄議員の御質問の主題1、今後の市政運営についての要旨1、今回の選挙結果を踏まえた市政運営についての1点目、今回の選挙結果をどのように捉えているかについてお答えいたします。 今回の市長選挙では、病院建設は大きな争点の1つでありましたが、個々の公約や政策に対して市民の皆様が総合的に判断された結果、榊原市政の継続を支持される方が最も多く、最多得票数を得たものであると考えております。ただし、病院の高台移転を訴えた新人2候補の得票数を見ると、市職員駐車場での建設に懸念を持っている市民も多くおり、しっかりと説明することの必要性を感じております。 次に、2点目、万全な対策や一層丁寧な市民への説明の機会を設ける予定はあるかについてお答えをいたします。 1点目で申し上げたとおり、市職員駐車場に新病院を建設することに対する不安を払拭するため、これまで以上に市民の皆様へ説明し、理解をいただくことが重要であります。そのため、8月22日から26日まで、市内5カ所で開催いたします市政懇談会の場で、市長に加えて病院長が市民の皆様に、半田病院の現状と新病院建設構想市職員駐車場に建設する必然性を直接説明し、理解を得たいと考えております。 また、災害対策に要する費用につきましては、市役所交差点からさくら小学校までの南側道路の液状化対策費用として約8,400万円、東雲橋からさくら小学校に至る阿久比川右岸の堤防道路を救急用道路として整備する費用として約3,000万円、合計約1億1,400万円を見込んでおります。今後、新たに設計を進めていく中で新たな提案が出てきた場合には、取り上げてまいりたいと考えております。 次に、3点目、安全と安心に対する見識についてお答えをいたします。 新病院を市職員駐車場に建設することにつきまして、浸水や液状化に対する心配や不安に思う声もありますが、現在の技術をもってすれば、災害に対しても安全な建物を建設することができると考えております。先ほど2点目で申し上げました、市役所交差点からさくら小学校までの南側道路の液状化対策や、東雲橋からさくら小学校に至る阿久比川右岸の堤防道路を緊急用道路として整備するなどの対策を実施することにより、エリア全体の安全性の底上げをすることができ、災害に対し、より強い地域にすることができると考えています。 安全性を高め、理解を深めていただき、市民の皆様の不安を解消することが、安心して医療サービスを受けていただくことにつながるものと考えており、今後も万全の対策を講じ、十分な説明をしてまいりたいと考えております。     (自席へ移動)     〔企画部長 堀嵜敬雄君 答弁席へ移動〕 ◎企画部長(堀嵜敬雄君) 続きまして、要旨の2、今回の選挙で掲げた選挙公約の詳細とその実現について、御質問の1点目、選挙公約の選定理由についてお答えをいたします。 今回の選挙公約は、これまで以上に、現在、あるいは未来の市民の皆様に喜んでいただけるよう、市民ファーストの視点に立って打ち出したものであります。中には、御指摘のとおり、これまでの2期8年間で取り組むことができたものもあるかもしれませんが、改めて市民の皆様の声をお聞きする中で、市民ニーズが高いと感じたものを選挙公約に掲げさせていただきました。 まず、子育て支援につきましては、これまでも重点的に取り組んでまいりました。しかし、少子高齢化に伴う本格的な人口減少が迫りつつある中で、さらなる子育てしやすい環境づくりにより、子育て世帯をふやしていく必要があることから、新たな支援策を打ち出したところであります。 次に、新総合体育館構想の具体化についてですが、現在の市体育館は、予約がとりにくい状況があるなど、人口12万都市の規模としては手狭であり、半田市体育協会からの要望や、市議会の新総合体育館調査特別委員会からの提言を受け、選挙公約に掲げさせていただきました。 続いて、市民の皆様の幸せを第一とする市民ファーストのまちづくりです。これは、市民の皆様の声をお聞きし、身近な日常生活の中で住みよさを実感していただける施策として、選挙公約に掲げたものでございます。 衣浦大橋のかけかえにつきましては、愛知県が実施をする事業でありますが、衣浦大橋周辺の慢性的な交通渋滞により、経済活動への悪影響とともに、市民の皆様にも御不便をおかけしていることから、衣浦大橋整備促進期成同盟会を通じて粘り強く要望を続け、ぜひとも実現したいと考えております。 これらに加え、コミュニティーバスの運行や半田病院の早期建てかえに取り組むほか、まちづくりの指針である第6次半田市総合計画を着実に推進することで、多くの皆様に住み続けたいと言っていただけるまちをつくり上げてまいります。 続きまして、御質問の2点目、すぐやる課と市民代表の特任課長についてお答えをいたします。 山本佳代子議員の御質問にもお答えいたしましたが、すぐやる課につきましては、市民の皆様と行政の信頼関係の強化に向け、現場主義の徹底とスピード感ある対応を実現するための象徴的な存在にしたいと考え、現在、制度設計を研究しているところであります。 制度設計に当たっては、市民の皆様の日常生活上の緊急的な要望や相談に対し迅速に対応することを想定する中、市民協働の推進を損なうことがないよう留意するとともに、適切にその役割を果たすことができる組織とすることが重要であると考えております。 そのため、機構上の課を新設することにとらわれることなく、さまざまな方法の中から最良の組織体系を追求してまいります。市民代表の特任課長を含め、制度の詳細や必要となる予算について、現時点では明解にお示しすることができませんが、平成29年度中の早い実施を目指してまいります。     (自席へ移動)     〔健康子ども部長 折戸富和君 答弁席へ移動〕 ◎健康子ども部長(折戸富和君) 続きまして、御質問の3点目、新総合体育館構想の具体化についてお答えします。 新総合体育館建設に関しては、先ほどお答えしましたように、本年5月の臨時議会において、新総合体育館調査特別委員会から建設に向けた御提言を受けております。また、平成26年6月に半田市体育協会から、「半田市体育館の現状と課題」と題し、現在の半田市体育館の課題や新総合体育館建設の必要性をまとめた要望書をいただいております。さらに、本年3月には、市民委員で構成します半田市新総合体育館構想検討委員会から建設に賛同する中間報告が、半田市スポーツ推進審議会に提出されております。 これらの要望や御提言に共通する新総合体育館の機能として、競技力の向上を図るための競技スポーツをする施設、トップアスリートによる高度なプレーを見る施設、健康づくりなどで市民が交流できる施設としています。 これらの内容をより具体化するため、まず、新総合体育館基本構想を策定したいとするものであります。その中で、御質問にあります建設場所、建設規模や機能など、詳細や建設時期、必要となる予算をお示しいたします。 次に、4点目、若いパパとママの子育て支援の公約、学童保育の保育料補助及び給付型奨学金制度の導入についてお答えします。 まず、放課後児童健全育成事業の保育料につきましては、保育料の金額だけを捉えますと、近隣市町が公設公営で実施する放課後児童クラブより高くなっています。そのため、保育料負担を軽減し、保護者がより働きやすい環境を整えるため、放課後児童クラブへの委託料等を見直すための制度設計を早急に実施し、平成30年度から保育料を軽減していきたいと考えています。なお、必要となる予算につきましては、軽減する保育料の額によりますので、制度設計とあわせて試算してまいります。 次に、給付型奨学金制度につきましては、現在、制度の詳細な枠組みを策定中ですが、家庭環境に左右されることのない学習機会の保証や、大学等卒業後の就職時に半田市への定住促進につながるものとなるよう、ほかの先進事例を参考に、平成30年度からの実施に向けて検討を進めています。 なお、対象者への給付額につきましては、本制度単独で学生生活が賄える規模のものではなく、負担の一部軽減につながるような額を想定しており、今後、必要となる予算を算定してまいります。     (自席へ移動)     〔企画部長 堀嵜敬雄君 答弁席へ移動〕 ◎企画部長(堀嵜敬雄君) 続きまして、御質問の5点目、選挙公約を実現するための必要な総額予算についてと、6点目のその財源については関連がございますので、一括してお答えをさせていただきます。 現在、選挙公約の実現に向け、制度設計を行っている段階の事業もあることから、現時点で具体的な全体事業費を見積もることはできませんが、半田病院などの施設の整備には特に多額の予算が必要となります。 半田市公共施設等総合管理計画における財政見通しでは、現在と同規模の施設の建てかえ費用は算入しておりますが、施設建設以外の選挙公約に係る事業費は反映しておりません。今後、財源確保に向けて、既存事業を中心に、改めて費用対効果の視点に基づくコスト意識を徹底するとともに、事業の取捨選択を行う必要性も出てくるものと考えております。いずれにいたしましても、今後の3カ年実施計画を策定する中で選挙公約に係る事業を確実に盛り込み、その実現を図ってまいります。 以上で、中村宗雄議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。     (自席へ移動) ◆17番(中村宗雄議員) それでは、まず市長に1点確認させていただきたいんですが、先ほどの沢田清議員への答弁の中で、大村知事との会談をされてお話をされたということで、大村知事は今の職員駐車場の場所に建てることにエールを送っていただいているという、そういう認識でよろしかったでしょうか。 ◎市長(榊原純夫君) そのように思っております。 ◆17番(中村宗雄議員) それでは、もう一点確認ですが、より一層丁寧な説明ということで8月からは市民懇談会を行われるわけですけれども、もちろん今の現時点の場所に建設することを大前提とした説明を行われる、そういう認識でよろしかったでしょうか。 ◎市長(榊原純夫君) 大前提と申しますか、なぜその必要性があるのかについて、十分説明させていただくつもりでおります。 ◆17番(中村宗雄議員) 先ほど安全と安心の話をさせていただきましたけれども、例えば一定の時間をあけてみたり、十分丁寧な説明をすれば、この問題は片づくとお考えでしょうか、それとも片づかない問題でしょうか。 ◎市長(榊原純夫君) 片づくとか片づけないということではなくて、御理解を、より御理解をしていただくための期間をとりたいというふうに思っております。 ◆17番(中村宗雄議員) 一昨日、中川健一議員への答弁の中で市長はやむを得ないという言葉を使われたと思うんですね。やむを得ないという言葉を辞書で引きますと、仕方がないとか残念だが諦めるしかないという、そういう言葉だそうです。市長が言われる市民ファーストという中に、ナポレオンは私の辞書に不可能はないと言いましたけれども、市民ファーストという理念の中には、仕方がないとか我慢するしかないとか、そういう、要するにやむを得ないという言葉はあるんでしょうか。 ◎市長(榊原純夫君) 我慢するとかやむを得ないということではなくて、辞書のことは安倍さんの国の中の質問の中でも少し問題になりましたけれども、長期的に見て、今住んでいらっしゃる12万半田市民、そしてお子さんやお孫さんの世代が長期的に、安心・安全、そして財政的な面も含めて幸せに暮らしていけるためには、どういう選択肢をとるのが一番か、モアベターかということを考えて選択した結果であります。そういう意味でございますので、決して、やむを得ないとか仕方がない、やむを得ないということは言ったかもしれませんが、苦渋の選択かもしれませんが、そうすることによって長期的に市民の皆さんのためになるという判断をさせていただきました。 以上です。 ◆17番(中村宗雄議員) 万全な対策という言葉が中日新聞の中で使われていて、さっき病院事務局長は、こういう対策をやりますと言われたことは、以前から決まっていた道路を改良するだとか、堤防を上げるとか、そういうもともと決まっていたやつじゃないですか。それに安心を得るために追加される事業はあるんでしょうか。 ◎病院事務局長竹内甲司君) 建物に関しましては、今後設計を進めるという前提でお話しさせていただきますと、設計していく中で、設計業者からいろんな提案をいただく中で、建物の強固さを確立していきたい、また、そのほかのエリアとしての、先ほど水門の改修なんていう話もありましたけれども、エリア全体として何かできるようなことがあれば、市全体として取り組んでいただけるようにしていきたいなというふうに思っております。 ◆17番(中村宗雄議員) これも昨日の石川議員の質問に、質問を聞いていて僕は思ったんですが、別にこの地域だけが被災するわけじゃなくて、来るときはどーんと一緒に半田市内全部来るわけですよね。だから、この周辺を要塞みたいに強固にしたって、それが安全・安心につながるかといったら、そうでは僕はないと思うんですね。トータルの安心を求めるために、ここの周りの道をどうするんだ、こうするんだという、そんなちっちゃな議論じゃなくてですね、もっと大きな範囲で考えていかないと、仮にここにつくるなら、石川議員が提案されたみたいに各地域に医療が分散しているようなことがされていれば、それはいいのかもしれませんし、そのときのコストをかけたときに、どういうどっちがどうなんだということがきっと検討課題だと思うんですが、どうしてこういうハード面の、道路を改良する、堤防をかさ上げするとか、そういう話に行き着いちゃうんでしょうか。それより先の考え方というのはないんでしょうか。 ◎市長(榊原純夫君) きのう石川議員の御質問にお答えすべきであったかもしれませんが、やはりこの地域もきちんとしていくことももちろん大事ですけれども、半田市全体をやっぱりきちんと整備していって、トータル的に半田市民の皆さんが安心に暮らせるまちをつくっていくことは当然必要でございますので、この地域ばっかりではないというふうに思っています。 ◆17番(中村宗雄議員) 僕も、いっときも早い病院の建設というのは、考え方は同じです。その中で、ちょっと大前提を確認したいんですが、新たな病院用地を探すにはおよそ10年の歳月がかかるなんていうことが見積もられているようなんですけれども、これって適正なんでしょうか。 ◎市長(榊原純夫君) 正直言ってやってみなければわからない部分がありますが、例えば地権者の数ですとか、そういった方に本当に、じゃ、交渉して、すぐ売ってくれるかどうかは定かではありませんし、都市計画法上の用途変更ですとかいろいろありますので、そういったこともありまして、一般的に10年ぐらいかかるんじゃないかということで申し上げただけで、場合によるともう少し早くできるかもしれませんし、場合によるともっと長くかかるかもしれません。 ◆17番(中村宗雄議員) これ、専門家に聞いたほうがいいなと思って、たまたまきのうそういう専門の方に聞きました。例えば半田インター付近の農振がかかっているところを病院建設地に仮にしようとしたときにどれぐらいかかるのという話をしましたら、愛知県に病院建設のための都市計画決定を求めると、すぐおろすでしょうと、1年もたてばできるよと。ただ、これは、土地の所有者の同意があればのこと。そして、仮に土地の所有者の同意がどうしても1軒だけとれなかったという場合だったらどうするのと言いましたら、日本には公共用地の取得に関する特別措置法というのがありまして、公共の利害に大きく重大に関する土地は、適正な補償をして使っていいよという、要するに土地の収用ですね、そういう手段があるから、できないとか10年という理論はちょっと考えられないよということが、プロがおっしゃるわけですが、ここら辺、いかがお考えでしょうか、わかる方で結構です。 ◎建設部長(榊原康仁君) 先ほど1年ぐらいで手続が終わるようなことを言われましたけれども、用途変更ですとか都市計画マスタープランですとか、農振地域の変更、改定ですとか、都市計画マスタープランも、組織をつくって議論してやっていくので、その1年でかかるというのはちょっと、なぜ、そこ、その1年でできるのかというのはちょっとこちらもわかりませんけれども、相当な時間はかかるというふうに思っています。済みません、ちょっと正確な答えになっていないかもしれませんけど、その1年という根拠はちょっと私もわかりません。 ◆17番(中村宗雄議員) じゃ、それは建設部のほうで、市内にそういうプロみたいな、プロというか、そういう特養をやられたり開発をやられている方がいると思いますので、ヒアリングをしていただけると、どういう道筋を通るとそれが1年でできるのか、1年というのはちょっと大げさかもしれませんが、10年ではないわけですよね、1年、およそ1年でというふうに言われましたので、その道筋をちょっと考えていただければと思います。 なぜこういう話をするかといいますと、この前提が、10年も待っていられないぜという前提があるから、今のところにするしかないよねという、やむを得ないという言葉が出てくると思うんですね、それが1年でできるぞという話でしたら、今の建設計画に十分乗っていけるわけなんですよ。土地の問題が、先ほど沢田清議員の答弁でアイプラザを買うと6億円だと言っていました。平米6万円ですから坪18万円ですよね。あそこら辺の農振の買った土地なんて、きっと坪1万円とか2万円とか、ほぼ10分の1ぐらいで買えてしまうようなことになると思いますので、そこら辺のことも含めて、可能性というものを潰すというのか、できるかできないかの可能性を一度検証していただきたいと思います。その辺、いかがでしょうか。 ◎副市長(藤本哲史君) 技術的な細かいことはまた後ほどお答えするかもわかりませんが、そもそも市街化調整区域に大きな病院を建てるということ自体が、本来、用途、土地の利用としてはできないということが大前提で、今の土地利用の制度がなっています。あえてそこに病院を建てようとすると、そこでなければいけないということを位置づけていかなければならない。ということは、今、建設部長が申し上げたように、半田市全体の都市計画マスタープランや土地利用計画をどうしていくのかという大きな見直しをする中でそれを位置づけていかなければ、市街化調整区域に建設することの、私は、これは許可も、理論的な整合性もとれないと思っております。半田病院の建設はそれだけ大きな半田市にとっての事業だということだと。 それから、農地、これは、農振法によっても大きな規制がかかっておりますし、また、そこで農業を続けられる一部の方にとっては水路のつけかえということも出てきて、その調整は相当大きな時間を要するというふうに思っております。ですから、そうしたことをもろもろ積算していけば、10年というのは用地買収のことも含めてですが、諸手続を含めても最低でも5年は余分にかかるということを、あり方検討会議の中でも説明しているところでございます。 以上です。 ◆17番(中村宗雄議員) その議事録も読んでいるからわかっております。だからあえて専門の人たちに直接ヒアリングしたんですよね。ですので、それを一度、市のほうで確認していただいて、ヒアリングの結果5年かかるんだというふうにわかれば、もうその選択肢はないと思います。逆に、こういう道筋を通ると1年でできるんだという道筋が仮にあるんだったら、違う選択肢もあるかもしれないということが僕は言いたかっただけで、ずるして抜け道から行けとか、そんなことを言っているわけじゃないんですよね。通るべき道を通ってもゴールはあるかもしれないということを確認されましたか、確認してくださいねということが言いたかっただけです。 じゃ、ちょっと次に行きたいと思います。 市長の公約の話なんですけれども、選挙が終わってきょうで25日目なんですね。どれもこれも全てよくわからないような答えで終わってしまっておりまして、お金もかからない、中身もわからないという中で、ちょっとすぐやる課をつくる前にすぐやれよというふうに、僕、ちょっと感じてしまったんですけど、これって大事なことでありまして、市長はそれを公約として掲げたわけで、本来やろうとすれば財源が要るわけですよね。僕がぱっと考えても、1億とか2億とか、そういう額でできるものではなくて、1桁違うぐらいの額になるわけですけれども、本来財政的な面を考えれば、上限ここら辺の枠までしか使えないよねという予算のシーリングをされると思うんですが、財政課長、そこら辺、どうなんですか、どれぐらいの枠で、この公約に割けるお金ってどれぐらいあるんですか。 ◎財政課長(山本卓美君) 先ほどからお答えしておりますとおり、必要額の総額がまだ判明いたしておりませんので、その当該年度、例えば30年度予算に係る費用というものもまだ積算できていない状況なので、詳しくはお答えはできません。 ◆17番(中村宗雄議員) 僕が言っているのは、必要なものを積み上げてくれって言っているわけじゃなくて、毎年毎年、新年度の予算をつくるときに、各課がやりたいことをやってくると、予算査定をして、切って切って切りまくってようやく予算が組めるような、そういう状況じゃないですか。なのに、そこに、予定もしていないものがどんとやってくるわけですよね。そうした場合に、何かをやめるのか、それか、何かどこかから、引き出しからお金を持ってこないとできないわけじゃないですか。通常、今の財政の組んでいる枠の中で、どれぐらいが1年間に費やせるお金なのかなということがお聞きしたかったんです。僕はきっとそんなお金はないと思いますが、そこら辺、いかがなんでしょうか。 ◎市長(榊原純夫君) ちなみに29年度予算に関しましても、切って切って切りまくっているわけではなくて、最終的に、例えば学校のトイレの洋式化ですとか、道路の維持修繕ですとか、そういったものに関するものはちょっと政策的に上乗せを指示して実施していますので、決して、今、確かに切る部分もありますけれども、それは要するにいろいろ本当にこれが必要かどうかを査定して実施しているものでありまして、本当に必要なものを切ってやっているという状況ではないことは御理解いただきたいと思いますので、新年度予算の中でそれは十分反映できるものと思っております。 ◆17番(中村宗雄議員) 例えば学童保育に補助をするというのは、僕はすばらしいなと思うんですね。みんなが、これ、あったほうがいいよねって思っていることを市長が考えてやってくれるというのは、これはすばらしいと思います。 例えば、すぐやる課、先ほどマイレポをちょっと御紹介させていただきました。マイレポというのは、別に苦情集約マシンじゃなくて、市民の課題を本当は市民が自ら解決できるようにするところがゴールのところが、まだ道半ばでできていないんですよね。それもできていないのにまた次の新しいところに飛び移っていってしまって、一体何がしたいんだと思うのが正直な感想なんですね。本当にこれが必要と思っているのか、先ほど、ワンデーレスポンスではありませんけど、市に通報があってからできるまでに、祭日、土曜日を挟んでも、要するに祭日、土曜日を挟んでいなかったら翌日に対応していましたっていって自慢しているわけじゃないですか。すぐやれているんですよね。すぐやれているのにすぐやる課をつくる必要が全くわからないんですけど、そこら辺、いかがなんでしょうか。 ◎企画部長(堀嵜敬雄君) 確かに私どもが先ほど答弁した中身としては、マイレポの事業のようなものが、山本議員のときにもお答えしておる、例えばごみステーションの網が破れていますよとか、道路に小さな穴があいていますよとか、草が生えて道が見にくいのですぐに刈ってくださいというふうなことは、現在マイレポでかなり多くの投稿をいただいておる事柄ではあります。今回のこの中で考えておるのは、例えば草ですと土木が、道路パトロールという部隊をもって個別に対応しております。クリーンセンターの犬猫の、例えば死骸みたいなものになりますと、クリーンセンターが対応しておるような状況がありますので、理念的にはそういったことをすぐに対応できるという、クイックレスポンス、クイックリターンだったかな、公約の中では、書き方は、すぐにやって、市役所、対応できるんだよ、かつてない、行政のゆっくりとしたスピード感じゃなくて早いスピード感でやるんだよということを訴えるための象徴的な表現がすぐやる課だというふうに市長のほうからお聞きしておりますので、そういった形ができるように、いろんな課にあるものを1カ所にまとめて、なおかつ、半田市はそういう対応をしますよということを市民の皆様にお知らせできるような組織名称ですとか事業名称をつけて姿勢を示したいというところであります。 ◆17番(中村宗雄議員) 一生懸命答えてくれても全然わからないんですけど、例えば、僕、最初にすぐやる課を見たときに、マイレポをつくった仕組みづくりに、今、日本全国の人たちが視察に来てくれているわけですよ、マイレポはマイレポの専門家にしてそうやっていくのかなと思いましたら、マイレポとは違う仕組みで何か変な理念を持って二重に走らせようとしている。そして、特任課長というのは、誰かもう全ての決裁が自分でできるみたいな課長ができるのかなと思ったら、実は区長さんにやらせるんだと。ますますわからなくなってくるんですが、本当にこんなニーズがあるんでしょうか、例えば区の方からですね。レスポンスを上げたいと思っているのは行政側だけであって、市民ニーズなんて本当にあるんですか、これに。 ◎企画部長(堀嵜敬雄君) 市民ニーズがあるなしよりも、市としてのスピード感を持った対応をする、現場主義の徹底された市役所だぞということを表現するための仕組みとしてはこういった形も必要なのかなというふうに思っておりますし、マイレポについてはそのための我々は道具だというふうに考えておりますので、その道具であるマイレポとすぐやる課の理念がイコールになるものではないとも思っております。 ◆17番(中村宗雄議員) 冒頭の質問のときに、選挙の公約は選挙に勝つためのツールじゃない、市民との約束なんだというふうに言いましたけど、その裏には絶対ニーズがなきゃだめだと思うんですね。ニーズであったり生活の課題があって、その事業をやることによって市民の方が満足されたり、市民の皆さんが困っていることが解決するというのが事業の大前提だと思うんですね。だから、押し売りじゃいけないわけですよ、勝手に自分たちがやりたいからそうだとか。 例えば奨学金のことでお聞きしますが、奨学金、昨年の4月ですか、ある政党が、無償の、奨学金には貸与型と給付型とありまして、貸与型は貸すんですよね、給付型はあげちゃうんですよね、税金を使って、あげちゃう給付型の奨学金を国としてやるぞと言ったときに、これは明らかに、参議院選挙、去年のですね、18歳に引き下がったじゃないですか、選挙、投票の年齢が、それを狙った迎合策だというふうに思いっきり各紙たたいていたんですよね。これと一緒で、それを受けて、来年からは国がこの給付型の奨学金制度を始めるそうです。愛知県内にも、横山育英会だとか豊秋だとか、財団が立派なやつをたくさんやっているんですよ。あえて、半田市がここにねじ込んでいく必要、全く感じないんですけれども、それでもなぜこれを、今、来年から国がやるぞと、制度化してやろうとしているところになぜそこに入っていこうとするんですか。 ◎市長(榊原純夫君) 地方創生の組織をつくったときに、一番最初、半田市内の金融機関の皆さんに入っていただきました。そのときにも、例えばIターンもあってもいいし、Uターンしてくれる学生さんがあってもいいから、こういう奨学金制度は考えられないだろうかという提案は金融機関の皆さんにさせていただきましたので、決して思いついてやったようなものではなくて前々から温めていた内容でございますので、あえて今、国がやろうとしている中に手を出さなくてもいいという御指摘ですけれども、やっぱり半田市は半田市にきちんと住んでいただくための制度をつくることも、これ、大事な観点だと思います。 以上です。 ◆17番(中村宗雄議員) 今、IターンだとかUターンだとかというふうに言われましたけれども、先ほどの答弁の中で、本来なら学びたいんだけれども、いろんな生活の都合上、学べない人たちを助けるんだみたいな、そんなようなことをどこかで言われたか、リーフレットに書いてあったか、何かそんなようなイメージがあるんですけど、そういう意味ではなくて、これも先日の質問で、今、義務教育の中で保護を受けている方たちが小中合わせると約1,000人ぐらいいらっしゃる、そういう方たちの高校進学であったり大学進学を補助するという、そういう意味ではないという、そういうことでよかったでしょうか。 ◎市長(榊原純夫君) 当然そういう意味も含んでおります。 ◆17番(中村宗雄議員) ここは制度設計するときに一度よく考えていただきたいと思います。 何でもそうですけど、ゼロと比べる、ないよりあったほうがいいよねという理屈にしたら、全部あったほうがいいに決まっているんですよね。ただ、これ、お金には上限がありまして、使えるのに限りがありますから、あれもこれもじゃなくてあれかこれかの時代だと思うんですね。ちょっと映像をお願いしたいと思います。 なぜ言っているかと申しますと、これを見ていただくとわかるんですが、平成40年、今から11年後、874億に借金がふえます。ここにいろんな公約のものが乗ってくると、軽く900億は突破していく。その中で、ここの解説に書いてあるんですよね。これ、ちょっと字がちっちゃくて見えませんが、平成33年、これ、きっと市長が、今の任期が終わる年です。この年には、借金をマックスまでして、可能な限り地方債を発行した場合でも、16億1,000万円が一般財源で必要という、要するに何かを選んでいかなきゃいけない時代になっているということですよね。そういう状況のために、下に書いてあるのは、だから投資的経費を始めて、他の経費を縮減することが大事だと、そう締めくくっているんですよね。 ですので、本当にないよりあったほうがいいという理屈でやっていくとどんどん膨れていってしまうものですから、市長、そのときに、平成33年は、もう、俺、任期、終わっているから関係ないなんて言うわけないと思いますが、往々に一番最後の任期のときというのは事業費を膨らめてしまう傾向がある。 半田市は平成33年以降もずっとやっていかなきゃいけないんですよね。平成40年にはピークを迎え、そのときが、以前市長が着任されたときの約900、1,000億近い借金をここまで絞ってきたんですが、ここからまた急激にふえていく、そういう状況の中で、一度公約をしたから必ずやらなきゃいけないというものではないと思うんですね。 いろいろなところで一度考えたものを全部、これ、やろうと思ったら、非常な、莫大な予算が要ると思いますので、そういうところを一度考え直してもらう余地はあるんでしょうか。それともやると決めたらやるのか、ちょっとそこら辺のところだけ、見解を述べていただきたいと思います。 ◎市長(榊原純夫君) 御指摘ありがとうございます。どんどんどんどん大風呂敷を広げてやるつもりはありませんし、持続可能な、やっぱり市政運営、これからも長い間きちんと持続可能な半田市を守っていかなければならないと思います。当然、予算については議会の承認が必要でございますので、きちんと説明をして、いただいた提案も踏まえて、適正な市政運営をしてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(久世孝宏議員) 中村宗雄議員の質問を終わります。 しばらく休憩します。---------------------------------------     午前11時17分 休憩     午後1時00分 再開--------------------------------------- ○議長(久世孝宏議員) 会議を再開します。 加藤美幸議員の発言を許します。     〔6番 加藤美幸議員 質問席へ移動〕(拍手) ◆6番(加藤美幸議員) 議長のお許しをいただきましたので、さきの通告に従い質問いたします。 今回の市長選挙には、新人2名が半田病院の移転予定地の再考を第一に訴えました。当選を果たされました榊原純夫市長の選挙公報には、住みたい、住み続けたい、訪れたいまち半田を実現し、半田躍進へのサービスエースと、6項目の公約が掲げられました。その内容について伺います。市民の皆様にわかりやすい言葉でお答えいただけたらと思います。 主題1、榊原純夫市長3期目の政策について、要旨1、重点政策について伺います。 質問1、短期、中期、長期に取り組む政策は何ですか。 次に、要旨2、子育て支援について。 結婚し子供を持ちたいと思う人が、希望する時期に安心して出産し子育てをすることは、本人の幸せのみならず、将来の半田を支える人を産み育てるという意味でも大変重要なことと考えます。そのために、今必要とされる施策について伺います。子供を産み育てることに喜びと幸せを感じられるまちとなることを願い、質問いたします。 選挙公報に掲げられた若いパパとママの子育て支援、子育ての不安を解消という公約について伺います。 質問1、子育ての不安とはどんな内容を想定し、解消するためにどんな具体的な施策をされますか。 子育て支援とは、妊娠時から子供が18歳になるまでが支援の対象と考えられます。その上で、質問2、子育て家庭への切れ目のない支援にどのように取り組みますか。 市長選挙において、半田市の放課後児童クラブの保育料の高さを、候補者の1人、浅野さんは問題とされていましたが、それに関連して、質問3、放課後児童クラブのあり方や利用者の負担軽減など、今後の運営方法をどう考えますか。 質問4、子育て支援の新たな施策や、改善、拡充する施策は何ですか。 昨年、所沢市など各地で育休退園が問題となりました。3歳前の子供を保育園に預けて働く母親が、次の子供を妊娠、そして出産後、育児休暇を取得した場合、上の子供は保育園をやめなければなりません。母親は職場へ復帰するとき、上の子と下の子の2人の預け先に奔走することとなります。 最近、半田市内の身近なところからもそのような相談を受けました。まだまだ3歳未満の子を受け入れる体制が整っていないと考えます。そこで、質問5、女性が仕事と子育てを両立させられることの重要性をどうお考えでしょうか。 次に、要旨3、半田病院の建てかえについて伺います。 今回の選挙において、市民の多くは、半田病院の移転先予定地とされるところ、職員駐車場について不安をお考えであるということがわかりました。 映像をお願いいたします。 平成27年3月、半田市津波・高潮避難計画が、対象となる7小学校区の地域の人の協力のもと策定されました。それをもとに、市民にもわかりやすい、A2判の両面印刷された避難マップが発行されています。 さくら小学校区のマップには、避難対象区域は浸水想定区域よりも広い設定がされています。住民の方がやっぱり避難を想定して、浸水想定区域よりも広く想定されて赤く示されています。避難場所や経路、危険箇所等が示されています。 それを拡大したものがこれですが、さくら小学校区のところで、このマップには、液状化の危険性が高い、電柱の倒壊や避難車両に注意、さくら小学校の北を流れる阿久比川には津波遡上の危険と明記されています。 ほかにも、木造の家が密集しているとか、そういうことも書かれていますし、避難経路も示されています。津波遡上の危険、そして、裏面には、津波から身を守るため、とにかく高くて安全な場所を目指すことや、堤防の決壊による被害も示唆されています。防災は大切な人を守るためだよと、小学生にもわかりやすいイラストで示されています。 このことは、市民の安心・安全への心構えのために大変有効な地図だと考えます。災害に備えるためにこの地図を市民とともにつくった半田市役所が、半田病院をこの地域に建てかえることをどのように市民に説明するのかについて、私は矛盾に思いました。これは、先ほども申し上げましたように津波・高潮避難計画のマップでございますが、このことを市民に把握していただいているということでここに拡大しましたが、津波が来るぞ、高台へ避難しろと小さな子供にもわかるように示してあります。 市民や住民は、災害が起きたときの半田病院について、どうしたら不安を払拭し、信頼を得ることができるのでしょうか。新しい病院がこの地域にできたとき、市民はどういうふうに考えるでしょうか。このことは、私たちだけでなく多くの市民の不安な思いが榊原市長の得票数を上回ったと考えることは間違いでしょうか。 また、3月に制定されたはんだ地震防災憲章にこう書かれています。私は自分に問いかける。地震への備えは十分だろうか。 ここで質問いたします。 質問1、今回の選挙を踏まえ、建設予定地を再考すべきと考えますが、今後のプロセスやスケジュールについて伺います。 映像、ありがとうございました。 続きまして、要旨4、市長まちづくり宣言の総括について。 市長は2期目のとき、市長まちづくり宣言を掲げました。そして、この3月にその総括が示されましたが、一部実施または一部達成の内容について、3期目も継続して取り組まれるかを伺いたいと思います。 市長まちづくり宣言は58項目があり、そのうち10項目については一部実施または一部達成として課題を残しています。そのことについて伺います。 以上で、質問席からの質問を終わります。     (拍手・自席へ移動)     〔企画部長 堀嵜敬雄君 答弁席へ移動〕 ◎企画部長(堀嵜敬雄君) それでは、加藤美幸議員の御質問の主題1、榊原純夫市長3期目の政策についての要旨1、重点政策についての1点目、短期、中期、長期に取り組む政策についてお答えをいたします。 今後4年間の政策といたしまして、選挙公約には市民ニーズが高いと感じられた施策を掲げております。 その中で、短期・中期的には、半田病院の早期建てかえ、コミュニティーバスの運行、子育て支援を重点的に取り組んでまいります。 一方、衣浦大橋のかけかえにつきましては、実施主体が愛知県であることから、実現には時間を要するものと考えておりますが、平成28年度に設立した衣浦大橋整備促進期成同盟会を通じ、近隣市町や関係団体等と連携をしながら、粘り強く要望を続けてまいります。 また、新総合体育館構想の具体化など、選挙公約に掲げた他の施策につきましても、できる限り速やかに実施するよう努めてまいります。     (自席へ移動)     〔健康子ども部長 折戸富和君 答弁席へ移動〕 ◎健康子ども部長(折戸富和君) 続きまして、要旨2、子育て支援について、御質問の1点目、子育ての不安の内容と解消のための具体的政策は何かについてですが、子育てに関しての不安は、家庭や子育ての環境、あるいは子供の年齢などによりさまざまな不安があると思っています。その中でも、放課後児童クラブの保育料、子ども医療費など、経済的負担も不安の1つであると考えています。そのため、まずはこれらの不安を解消するための施策から実施していたいと考えています。 次に、2点目の、子育て家庭への切れ目のない支援にどのように取り組むかについてお答えいたします。 半田市では、母子健康手帳を交付する際に、妊娠期の生活上の注意事項を説明し、家族の健康や生活の状況の聞き取りを行っています。また、その後の妊産婦健康診査や乳幼児健康診査を通じて母子や家庭の状況を把握し、その後の支援につなげています。 出産後には乳児家庭を全戸訪問し、育児期においては健康診査を実施するなど、母子保健事業の充実に取り組んでいます。また、幼児期、学齢期では、病児保育や放課後児童クラブ、子育て短期支援事業を実施するなどの子育て支援事業の充実を図っています。 このように、ライフステージに応じた適切な支援を行うとともに、保健、医療、福祉、保育、教育との連携強化を図ることにより、切れ目のない支援体制を構築しています。 次に、3点目の、放課後児童クラブのあり方や利用者の負担軽減など、今後の方向性についてお答えします。 放課後児童クラブの保育料につきましては、事業者との協議を重ねて、保育料軽減経費を含めた委託料等の見直しなどにより、保育料の低減を図っていきたいと考えています。放課後児童クラブは家庭にかわる児童の育成の場でありますので、さらなる質の向上が図られるよう、研修等の充実も行っていきます。 また、開設場所についても、より安心・安全に通えるよう、学校敷地内での開設も関係者と協議して進めていきたいと考えています。 次に、4点目の、子育て支援の新たな施策や改善、拡充については、新たに給付型奨学金制度を導入するとともに、子ども医療費助成事業の拡大、病児・病後児保育事業の充実、小・中学校トイレの洋式化の促進などを実施していく予定です。 次に、5点目の、女性が仕事と子育てを両立できることの重要性をどう考えているかについてお答えします。 女性が仕事と家庭を両立させにくい状況は、少子化や女性の活躍を阻害する要因となります。子供を産みづらい状況、能力や意欲を仕事に十分に生かせない状況は、少子化による人口の減少、労働力の不足や生産性の低下など、企業活動の阻害や社会全体の衰退を招くと懸念されています。女性が仕事と子育てを両立できる環境の整備は、半田市のみならず社会全体で進めるべき大変重要な課題であります。 核家族化が進展し、子育ての難しさが増した今日、子育ての不安などを受けとめる相談支援の強化、地域子育て支援拠点事業を初めとする子育て支援事業のさらなる拡充を図るとともに、男性の家事、育児への参加や労働環境の整備などをより一層啓発し、女性が働きやすい社会の実現を目指してまいります。     (自席へ移動)     〔病院事務局長 竹内甲司君 答弁席へ移動〕 ◎病院事務局長竹内甲司君) 続きまして、要旨3、半田病院の建てかえについてお答えいたします。 まず、今回の選挙を踏まえた建設予定地の再考につきましては、これまで多くの議員からの御質問にもお答えしてまいりましたとおり、今回の市長選挙では半田病院の移転問題は大きな争点の1つであったと認識しておりますが、選挙は1つの争点のみで行ったわけではなく、個々の公約や政策に対して市民の皆様が総合的に判断された結果、榊原市政の継続を支持される方が最も多く、最多得票数を得たものであると考えております。 このことから、新病院の開院が大幅におくれ、病院の経営、存続に悪影響を及ぼし、市民や患者さんの医療ニーズに応えられなくなる結果が生じるおそれのある建設予定地の再考に長時間を費やすことなく、一刻も早く市職員駐車場に建設することがよりよい選択であると考えております。 また、今後のプロセスやスケジュールにつきましては、市職員駐車場に新病院を建設することについての不安を払拭するためにも、8月に市内5カ所で開催いたします市政懇談会の場で、市民の皆様に、より丁寧に説明させていただき理解を得たいと考えております。その後、12月議会に補正予算案を上程し、平成34年度中の開院を目指し、鋭意努力してまいりたいと存じます。     (自席へ移動)     〔企画部長 堀嵜敬雄君 答弁席へ移動〕 ◎企画部長(堀嵜敬雄君) 続きまして、要旨4の御質問、市長まちづくり宣言の総括についてお答えをいたします。 市長まちづくり宣言で掲げた全58項目のうち、一部実施または一部達成としたものは10項目でございます。この10項目のうち、公約の一部が実現していない一部実施と、実施はしたものの目標まで到達しなかった、もしくはその効果を多くの市民の皆様が実感できていないと判断をした一部達成に分けて、今後の方針を御説明申し上げます。 まず、一部実施としたものは、市民活動団体への活動資金の支援と半田運河周辺の魅力向上の2項目です。市民活動団体への活動資金の支援の内容は、市民活動助成金の充実と、その財源を確保するための基金の創設であります。このうち基金の創設はしておりませんが、平成28年度に市民活動助成金にコラボレーション部門を新設するなど、これまで一般財源により市民活動助成金の充実を図ってまいりました。 今後も、市民活動助成金は優先度の高い事業と位置づけており、必要な財源は確実に確保してまいります。 次に、半田運河周辺の魅力向上につきましては、半六庭園、旧中埜半六邸の整備などを着実に実施したものの、下町通りの無電柱化が実現に至らなかったものであります。無電柱化につきましては多額の費用負担を要することが課題でありますが、現在、国も法律を整備し無電柱化を推進する中、低コスト化が進む可能性もあることから、今後の動向を注視し、実施の可否を判断してまいります。 一方、一部達成といたしました家畜ふん尿臭気対策の強化や民間住宅の耐震化の促進など8つの項目につきましては、今後も継続して事業の推進を図ってまいりたいと考えております。 以上で、加藤美幸議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。     (自席へ移動) ◆6番(加藤美幸議員) それでは、再質問をさせていただきます。 まず、要旨1、重点政策のうち、質問1、短期、中期、長期に取り組む政策は何ですかについてお聞きしたいと思いますが、市民ニーズが高いと感じられた施策から上げていただいております。半田病院の早期建てかえ、コミュニティーバスの運行、子育て支援を重点的に取り組んでまいります、また、衣浦大橋については、県であるから時間を要すると考えておりますと書いてありますが、その中で1つ2つ抜けているところ、総合体育館も書いてありますけれども、さきに質問された方々の項目にもありますが、すぐやる課の新設ということが書かれておりませんが、これは市民ニーズが最初からなかったということでしょうか。 ◎企画部長(堀嵜敬雄君) 前の御質問の中で何人かにお答えしておることもありまして、また、全ての項目について個々にお答えするということではなくてお答えをさせていただきました。 ◆6番(加藤美幸議員) それでは、子育て支援について質問させていただきます。 重要な項目ということで子育て支援について書いていただいて、大事なことだと考えています。 若いパパとママの子育て支援について、不安を解消というふうに公約に書かれておりまして、そのことについての何かといったら、放課後児童クラブとか経済的なこと、医療費などという施策的なことを書いていただいておりますけれども、本当は、子育ての不安というのはもう千差万別、たくさんあると思います。それぞれにあると思いますが、本当に不安を解消するのは、やっぱり寄り添っていただく、話を聞いてもらうということが大事じゃないかと思いますが、その不安の解消のことについて、その辺はどうでしょうか。ちょっと伺います。 ◎健康子ども部長(折戸富和君) 今回、答弁では2つ例を出させていただいたんですが、経済的関係で、当然のこととして、お子さんを育てていくときに寄り添いながら相談に乗っていく、そういう姿勢は大変必要でありまして、それは子育て支援課のほうで取り組んでいることでありまして、ことしから、また1人、専門の方を配置させていただいて、それぞれの子供さんをお預かりしている事業者さんところだとか訪問させていただく中で、どういう問題が起きているんだとか、そういうような相談のほうに回らせていただいて、より近くで支援できるような体制に進めております。 ◆6番(加藤美幸議員) 先日私のところに、今回質問するに当たっていろんな人から御意見を伺いました。 病児保育がこの4月から始まりましたが、病児保育についていろいろな改善の要望なんかも伺っています。前日までの申し込みは現実的ではない、また、当日あいていれば受け入れてほしい、また、食事の提供なんかもしてもらえたらと思っている、また、感染症の人、インフルエンザであるとか水ぼうそうであるとか、そういう方たちも受け入れてもらえないかというお声も上がっておりますが、その辺についてはどうでしょう。 ◎健康子ども部長(折戸富和君) 病児保育の御利用につきましては、原則的には前日までに御予約という形になっておりますが、当日、急な御予約のほうも、今、対応させていただいております。ただ、そのときにドクターのほうの連絡表というのは必要になってきますけれども。 それと、あと、食事の関係なんですけれども、食事につきましても、病児保育を開始するに当たり、ドクターが入ったような状態でいろいろ開いているんですけど、その中でもこれは検討されております。やっぱり病気中でお子様の体調がよくないと、そういうような状態での病気、また、それぞれの年齢や病気に応じた食べ物というのが望ましいというふうなドクターの意見もございまして、それについて、やっぱり一番状況を知っている、アレルギーのこともありますので、親御さんのほうが御用意いただくのが一番ベターであるというふうな形で食事のほうは持参ということにしております。 また、感染症の関係なんですけれども、半田市の場合は直営ということで、ドクターが在駐していない状態での病児保育になりますので、やっぱりそのお子様の、ほかのお子様の感染症だとか、そういうような関係でどうしても、ここからここまでのお子さんについて、高熱のある方だとか、急なお子さんの容態の変化にもなかなか対応が難しいこともありますので、感染症だとかちょっと重症の方については、申しわけございませんがお子様の安全を第一に考える中で、今回、受け入れのほうはちょっと無理なのかなというふうに考えております。 ◆6番(加藤美幸議員) 4月から半田のげんきの芽が開設されたわけなんですけど、げんきの芽というのは病児保育施設のことですが、その以前に、半田市で病気の子供を預かってもらえるところとして、常滑市のタキタキッズプラザ、あるいは東浦町のキッズクラブフィロス、あとは東海市にもあったかと思うんですけれども、そこに4月から半田市民の利用がどうであったかということもお聞きしました。そうしたところ、4月からタキタキッズプラザさんでも、延べ人数として8人の方、半田の市民の方が利用されています。東浦町でも半田の方が利用されていると言われています。ということは、こちらの施設、さっき質問したときみたいに、前日の申し込みじゃなくて当日あいていれば受け入れてくれるよとか、インフルエンザの人も受け入れてくれたりとか、現在の半田の病児保育に比べてとても利用しやすいというようなこともあったりとかするんですけれども、今後、もっと利用しやすいようにするというようなお考えはありますか。 ◎健康子ども部長(折戸富和君) 4月から病児保育のほうを開設しておりますが、まだまだやっぱりPRのほうが不足していると思いますので、やっぱりPRしていって、病児保育のよいところとか、そういうことを広めていきたいと思います。 今、事前申し込みで保育園とかを通じて登録をしていただいているんですけれども、そういう際でも直接来ていただいて、一度ここで保育を行っているんだよというような、見ていただけるような機会があればぜひ見ていただきたいなと。だから、送り迎えのときもそうなんですけれども、もしくは事前申し込みの段階でもお気軽に、会場、こういうようなところでやっている、こういうメンバーでやっているんだということで、安心してお預かりできるようなことを、もっとどんどんどんどんPRしていきたいと思っています。 ◆6番(加藤美幸議員) 次は学童保育についてお聞きしたいと思いますが、今回、子育て支援として、放課後児童クラブの保育料とかの負担の軽減ということもお答えいただいたかと思いますけれども、実際、今まで学校内でやっているというところがなかったんですけれども、今回、本当に学校の中でやるというふうに言われたわけなんですけれども、それは、私、いいところもあると思いますが、実際にNPO法人がみずから建設して運営されているクラブとかもありますので、ぜひそのような方たちとも話し合いをしていただいて、本当に子供たちにとって安心・安全な居場所である学童保育にしてもらいたいなというふうに思います。施設だけが学校にあるということではなくて、施設は学校の外にあって、例えば夏休みにプールを使えるとか、体育館を使わせていただくような、そういうことも支援の1つとなるかと思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。 ◎健康子ども部長(折戸富和君) 学校の施設、学校の中に開くとしましても、当然、学校の外で今、民間の方がやられてみえますので、当然のこととしてその方たちとも十分お話をさせていただく中で進めていく必要があると考えております。 学校のプールにつきましては、児童クラブの方も、スポーツ課のほうで夏休みとか学校がお休みのときのプールの予約等は受け付けしておりますので、現実問題として児童クラブさんの方からもそういうような御相談をいただいて使っていただいている状態であります。 ◆6番(加藤美幸議員) 先日、6月の第4日曜日、男女共同参画の日ということで、男性の講師に来ていただきました。そこで、ファザーリング・ジャパンという、男性の方でもイクメンであるという、子育てにかかわろうという、そういうNPOの方なんですけれども、私、今度80周年記念もありますし、今回市長さんが3期目ということで1つ提案をさせていただきたいと思うんですが、市長さん初め、副市長さん、また部長さんたちに、イクボス宣言、イクボスというのを御存じでしょうか、イクメンを支援する上司として、部下もありますが、市長さんにおかれましては半田市の全部のところで子育てにかかわる子育て支援をするということで、イクボス宣言をしていただきたいなと思っています。ほかの市町村、また、自治体でもしてみえるところもありますが、そのことについてどうでしょうか。 ◎市長(榊原純夫君) 検討させていただきたいと思います。 ◆6番(加藤美幸議員) もう一点、子育てについてお願いしたいことがあるんですが、保育園、幼稚園にもソーシャルワーカーの方を配置していただきたい。今、小学校、中学校にはスクールソーシャルワーカーという方がおいでで、学校の先生だけでは解決できないような社会的な問題なんかもアドバイスをしてくれるソーシャルワーカーなんですが、実は保育園、幼稚園という学校に入る前の段階でも必要かと思うんですけれども、ぜひ検討していただけたらと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(久世孝宏議員) 加藤美幸議員に申し上げます。要旨からの関連性が余り認められませんので、その辺を精査して御質問をお願いいたします。 ◆6番(加藤美幸議員) では、子育て支援、子育ての不安を解決させるために、そういうような専門的な方を配置されるということについてはどうお考えでしょうか。 ◎健康子ども部長(折戸富和君) 実は幼児保育課の中に、昨年度から保育園の園長先生のOBの方に来ていただいて、新しい保育園のほうを、その方が保育園を全て回っていただいて、新人保育士さんの相談に乗ったりだとか、実際、保育園を見ていろんな気づきを伝えていただいたりとか、そういうことを今やっておりまして、各保育園のほうからも非常にいいことをやっていただいているし、新人保育士さんからも非常に心強いというふうで好意見を今いただいておりますので、それも今後も続けていきたいと思っています。 ◆6番(加藤美幸議員) ありがとうございます。 では、子育てや市長さんの施策についての質問で、次に、半田病院の建てかえについて再質問させていただきます。 患者や市民、病院職員、救急隊員の命と安全を考えたときに、大地震時に津波避難区域の中に向かって職員や救急車が向かうことはできるのかどうかということを伺いたいと思いますが、現時点で、大地震が起きたときに、職員、救急隊、救急車両がどのような対応をするかのガイドラインはありますか。 ◎病院事務局長竹内甲司君) まず、病院職員につきましては、病院の中で災害発生時の職員初動マニュアルというものを持っております。時間外、休日で職場外にいたときに災害が発生したとき、どのように対応するかということなんですけれども、震度5弱以上の地震があった場合には、自主的に病院に集まって災害応急活動を行う体制となっております。その場合、まず自分自身の安全の確保、それから、災害情報の収集を行い、参集可能かどうかを判断し、参集途上でも津波などの被害を受けることがないように十分注意しながら、途中危険な状態があればためらわずに避難等をするというようなことになっております。 消防につきましては、団体が違いますので、知多中部広域事務組合ですので団体が違いますが、そのようなガイドラインもあるというふうに伺っております。 ◎防災監(斉藤清勝君) 消防本部の救急計画については、まだ素案の段階ですが一定のものが定められておりますので、少し説明を申し上げます。 まず、震災時における救急隊のトリアージにつきましては、重症患者を重点的にこれはまず搬送していくと。それから、震災地の救急搬送については原則として、1市3町、消防本部の管内の医療機関に搬送することを基本と考えていくと。また、搬送路の選択につきましては、市の災害対策本部、そして消防本部の災対本部が情報収集をして搬送の経路を適切に選択していくと。また、津波浸水の予想区域内、こちらへの対応につきましては、活動の可能時間を十分に設定して、活動の範囲内で行っていくと。また、浸水区域内が想定されていても浸水がない範囲においては、安全な活動が可能と判断される範囲内については、消防署長の指示により活動することが可能であると。 以上のものが救急の計画案として一定取りまとめておりますので、御報告申し上げます。 ◆6番(加藤美幸議員) 職員駐車場案で唯一の緊急アクセスとなる阿久比川の堤防道路ですが、先ほどの地図にもありましたが、堤防道路、津波の遡上の危険性がありますということを市民の皆さんにも周知されているところなんですが、緊急アクセス道路としての安全性は確保されるでしょうか、お伺いします。 ◎建設部長(榊原康仁君) 緊急道路、緊急の場合のアクセス道路と阿久比川の護岸堤防になります。 そこにつきましては、津波の遡上に対して安全な高さを保つための液状化対策を実施しておりますので、今からやりますけれども、安全性は確保されるものと考えております。 ◆6番(加藤美幸議員) あそこの堤防道路なんですけれども、ちょうどぎりぎり車が1台通れるかどうかみたいなところなんですけれども、緊急時に、例えば先ほど避難するときに川沿いは通っちゃいけないよと言われても多分ああいうところを通ってくるかと思うんですが、すれ違ったりとか、そういうことで道幅とかなんかも広げるんでしょうか。 ◎建設部長(榊原康仁君) 今、上の幅が3メーターか4メーターぐらいだと思うんですけれども、今回の新病院の建設にあわせまして、幅を6.5メートルにして6メートルの幅で舗装しますので、相互交通可能ということになります。 ◆6番(加藤美幸議員) 今度は半田病院本体のところなんですけれども、今のところなんですけれども、耐震診断は2003年に行われて、中央診療棟の耐震性に問題があることが判明しましたけれども、その後、今日に至るまで14年にわたり放置されていますが、その間10年以上にわたり病院の建てかえについて検討を開始されなかった理由というのはどういったことでしょうか。 ◎病院事務局長竹内甲司君) 耐震診断をした後に、補強が可能であった病棟につきましては平成18年度に建物の外から鉄骨ブレースで補強をいたしました。中央診療棟につきましては、既に周囲に建物が立っていて、外部から補強することが非常に難しかった、それから、内部で耐震壁や鉄骨ブレースを建物の中に入れるということも非常に構造上難しかったということで、耐震ということができておりませんでした。 ただ、半田市全体ということで考えますと、この耐震については、小・中学校をまず子供たちのために、安全のためにやっていこう、それから、そこが終わったら、災害の対策の拠点となるこの市役所、市役所が非常に危険だということで、市役所を建て直して拠点としてつくっていこう、ようやく、半田病院、老朽化して非常に危ないし、経営がよくないということで、ようやく着手できるというような状況になったということでございます。 ◆6番(加藤美幸議員) 新病院周辺の液状化対策とかそういうことはわかりますが、先ほどの津波・高潮避難マップにありましたみたいに、病院だけが大丈夫なんでしょうか。もしも災害が起こったときに、津波てんでんこで、市民の人たちは、住民の人たちはどのように避難したらいいんでしょうか。避難マップのように逃げたらいいんでしょうか。 ○議長(久世孝宏議員) 加藤美幸議員に申し上げますが、要旨としては半田病院の建てかえについてというふうになっております。そして、最初に出されました通告書の質問項目についてもプロセスとかスケジュールとかを主に聞いているかと思うんですけれども、そのあたりとの、もともとの要旨との関連性を精査しての質問をお願いしたいと思います。 ◆6番(加藤美幸議員) 済みません。 では、いろんな不安がある中で、理解を得るためのプロセスとかスケジュールに関しまして、今回8月に市政懇談会をされるということですが、どのようなところで市民の人に理解をされたというふうに判断されるんでしょうか。通り一遍報告会をして、いろんな意見を言って、どういうところで市民に納得してもらうというふうに判断をされるんでしょうか。 ◎市長(榊原純夫君) 懇談会を開催いたしますので、当然隔年で行っております懇談会の会場では、会場に足をお運びになった皆さんからアンケート用紙に記入していただいて書いていただいていますし、また、その状況についてホームページや市報等でもまた説明をさせていただきますので、そういったものを見ていただいた市民の皆さんの反応などを十分確認させていただけると思いますけれども、どこまで行っても市民お一人一人に聞くわけにはまいらないと思いますが、やはりそういった機会における皆さんの御意見などをしんしゃくさせていただいて判断するしかないというふうに思います。
    ◆6番(加藤美幸議員) 市政懇談会については5カ所でやられるということですけれども、目標人数とか、何人ぐらいはとか、そういうことはお考えですか。 ◎市民協働課長加藤明弘君) 特に参加人数等の目標は持っておりません。 事前に質問等もお受けする形で、数多くの人の御意見を伺いたいと考えております。 ◆6番(加藤美幸議員) その市政懇談会をした後に、どのような意見とか、どのような感じで市民に対して広報したりとか報告したりとか、ありますか。 ◎市民協働課長加藤明弘君) 結果につきましては、ホームページ、市報等に掲載して、市民の方に周知する予定をしております。 ◆6番(加藤美幸議員) そこで聞いて判断されるということかもしれないですけれども、先ほど、一番初めに職員駐車場がベターとおっしゃいましたが、本当は、例えばスケジュール的にもしも今の半田病院がもう少しもつのであれば、予定地としては、モアベターじゃなくてベストなところはどこだとお考えですか。 ◎市長(榊原純夫君) ベストというのはないということで、選挙期間中も、どこにつくるにしても100点満点はとれないということで、いろいろなベクトルというか物差しがある中で、時間的なこと、それから病院の経営のこと、それから、先ほど来答弁の中では申し上げておりますが、どんどん老朽化が進んでしまって、知多半島の中核の地位が、例えば西知多病院に奪われるようなことがありますと二度と戻ってこないようなことになりますので、そういったことも含めて判断をした結果、時間的なことを重視して職員駐車場につくるのがモアベターだというふうに判断をさせていただいた結果であります。 以上です。 ◆6番(加藤美幸議員) 先ほどの中村宗雄議員の用地買収のことについて、やってみなければわからないというふうな御回答がされましたが、意見集約をして納得してもらうということもあるかと思いますが、反対に、きっとそのときに市民の方からほかのところは考えたのかというふうな質問も必ずあると思うんですが、ほかのところについて早くできる方法を探るというふうなことはお考えでしょうか。 ◎副市長(藤本哲史君) 病院問題を考える最初のときに、多くの識者、あるいは市民の方も交えて、半田病院のあり方検討会議を開催いたしました。その報告書もここにございますが、この中で、市街化区域、市街化調整区域、幾つかの候補を挙げて、全体で7つ8つの候補地を比較しております。ですから、それはもう既に個々の候補地を比較考慮しながら検討して回答を出してきたというふうに御理解いただきたいと思います。 ◆6番(加藤美幸議員) そこのところの用地買収について、農地であるとかいろんなところで土地を得るために時間がかかる、そこで結局、開院の予定が延びるというようなことかと思うんですけれども、そこのところを、コンサルタント会社のことをうのみにせずに、実際に半田市独自で検討してみるとか、そういうことはないんでしょうか、されないんでしょうか。 ◎副市長(藤本哲史君) 個々のところを具体的に挙げて地権者の方とお話をするということ自体が、私は前段階が不足していると思っています。やはりそこが明確に本当にそうだということならいいんですが、試しにどうですかということはかえって混乱を招くだけで、いろんな議論が飛躍すると思っておりますので、それは私どもが責任を持ってきちんと整理した上で必要なものについては行っていくことが必要だと思っています。 ◆6番(加藤美幸議員) 赤レンガ検討会議の折に附帯事項として、半田病院の移転のところで、職員駐車場は液状化の危険性が極めて高い地域内にあること、津波避難対象地域・高潮浸水想定区域内にあることから、災害時に災害拠点病院としての機能を発揮できない可能性がある、市内に、より安全かつ病院建設が可能な土地があれば候補地を検討することを望むというふうに第一に書いてありますが、もうそこのところは全然考えずに、ほかのところというのは全然検討しなかったんでしょうか。 ◎副市長(藤本哲史君) 先ほど来お答えしているように、あり方検討会議、あるいはその後、赤レンガのところも入れて、全体でこうした条件でどうだということは比較しながら、全体の比較の中で半田病院の建設位置は今の職員駐車場のところがよりふさわしいという結論を出したもので、その点は御理解いただきたいと思います。 ◆6番(加藤美幸議員) 同じように、赤レンガ検討会議の附帯事項で、新病院を建設する場合には、周辺住民の理解を得るべく丁寧な説明を行うとありますが、今回8月に市政懇談会をした後に、市民に対して何か報告するということは決定したときでしょうか、どういうときに市民に対して何か説明会を行うことがありますか。 ◎市長(榊原純夫君) それは、要望の事項として附帯意見をおつけいただきましたので、そのことも重く受けとめさせていただいて、毎回市政懇談会の後にはどういう内容であったかということについても公表いたしておりますし、今回、最後は半田市役所で懇談会をやることになっていますので、この近隣の方たちにもぜひ御参加くださいという呼びかけはさせていただくつもりでおります。 以上です。 ○議長(久世孝宏議員) 加藤美幸議員の質問を終わります。 以上で通告による一般質問は全部終了しました。 これで、市政に関する一般質問を終わります。 しばらく休憩します。---------------------------------------     午後1時54分 休憩     午後1時55分 再開--------------------------------------- ○議長(久世孝宏議員) 会議を再開します。--------------------------------------- △日程第2 議案第44号 平成29年度半田市一般会計補正予算第2号 △日程第3 議案第45号 平成29年度半田市介護保険事業特別会計補正予算第1号 △日程第4 議案第46号 半田市職員退職手当支給条例の一部改正について △日程第5 議案第47号 半田市市税条例等の一部改正について △日程第6 議案第48号 半田市放課後児童クラブ施設設置条例の一部改正について △日程第7 議案第49号 半田市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について △日程第8 議案第50号 半田福祉ふれあいプール天井等改修工事請負契約の締結について △日程第9 議案第51号 雁宿公園再整備工事(その1)請負契約の締結について △日程第10 議案第52号 和解及び損害賠償の額の決定について △日程第11 議案第53号 公有水面埋立てについて △日程第12 議案第54号 半田市農業委員会の委員の任命に当たって認定農業者等が委員の過半数を占めることを要しないことについて ○議長(久世孝宏議員) 日程第2、議案第44号から日程第12、議案第54号までの11議案を一括議題とします。 以上の議案に対する提案説明は先般終わっていますので、日程の順序に従って質疑と付託を行います。 初めに、議案第44号の御質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 御質疑なしと認めます。 次に、議案第45号の御質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 御質疑なしと認めます。 次に、議案第46号から第54号までの御質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 御質疑なしと認めます。 以上で各議案に対する質疑を終わります。 ただいま議題となっている各議案については、審査のため、所管の常任委員会に付託します。--------------------------------------- △日程第13 請願第1号 「半田病院建設予定地を高台へ見直しを求める請願 ○議長(久世孝宏議員) 日程第13、請願第1号を議題といたします。 本請願の趣旨は、お手元にお配りしたとおりです。 本請願については、総務委員会に付託します。--------------------------------------- △日程第14 議員提出議案第1号 半田市議会議員の政治倫理に関する条例の一部改正について ○議長(久世孝宏議員) 日程第14、議員提出議案第1号を議題とします。 提出者の沢田清議員に提案説明を求めます。 ◆10番(沢田清議員) ただいま提出されました議員提出議案第1号半田市議会議員の政治倫理に関する条例の一部改正について、提出者を代表して提案説明を申し上げます。 本案は、新たに会派が結成されたことに伴う定数の変更、また、委員の指名方法を明文化することを目的に条例の整備を図りたいとするものであります。 条文について申し上げます。 1点目は、第6条第1項の委員の定数を8名から9名に変更するものです。 2点目は、第6条第4項の委員の指名について、議長が会議に諮って指名するとし、ただし書きとして、「閉会中においては議長が指名することができる。」を追加します。 また、附則といたしまして、この条例は公布の日から施行するものです。 議員各位の賛同をお願い申し上げ、提案説明とさせていただきます。 ○議長(久世孝宏議員) 提案説明は終わりました。 ただいまから質疑に入ります。 御質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 御質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 お諮りします。 ただいま議題となっている議員提出議案第1号は、委員会への付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定しました。 これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありませんので、討論を省略し、直ちに採決します。 議員提出議案第1号を採決します。 本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第1号は原案のとおり可決しました。 以上で本日の日程は全て終了しました。 本日はこれにて散会します。---------------------------------------     午後2時00分 散会...